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カテゴリ:一口フランス語
Bonjour à toutes et à tous.
Comment allez-vous ? J'espère que vous allez bien. さて、簡単な文について考えてみたいと思います。 フランス語で「私は高校で教えています」は、どう言うのでしょうか。 Comment dit-on en français ?「私は高校で教えています」 「教える」 enseigner です。 「先生」は professeur です。あるいは、 男性なら、enseignant 女性なら enseignante 「高校」は lycée 男性名詞です。 学校の先生たちは、次の三つの言い方で書いていました。 ① J'enseigne dans un lycée. ② J'enseigne au lycée. ③ J'enseigne en lycée. さあ、ここで、気になるのは、③ J'enseigne en lycée. 「高校」は le lycée 男性名詞です。と、書きました。 男性名詞なら、lycée 「高校」の前に来る前置詞は au となるのはわかるが、 en lycée は間違いじゃないの?と思う方も結構いらっしゃると思います。 ところが、学校の先生ともあろう人たちがかなりの数で J'enseigne en lycée. と、書いているのです。 いくつか例文を見ていきましょう。 J'enseigne dans un lycée de banlieue parisienne. J'enseigne l'histoire-géographie au lycée Emile Zora. J'enseigne au Lycée depuis quatre ans J'enseigne en lycée professionnel. J'enseigne depuis plus de 10 ans en lycée professionnel j'enseigne le français depuis trois ans au lycée Wordreference.com のチャット欄では、 ③ J'enseigne en lycée. について、 自分ならそんなふうには書かない、と答える人がいます。 そうは言っても、学校の先生が文法的なミスを犯すのは想像しがたい。 すると、同じチャット欄で、ある人が、実は、 J'enseigne en lycée. という表現はありうる、と答えていました。 つまり、一般的に「高校」と言う組織を意識し、 その組織の中に位置づけられた自分の立場を表現している場合だと。 したがって、en lycée と、言う場合は、 どこの高校であるかは特に伝達事項として意識せず、 どの場所にあるかも意識しない、と言う場合です。 J'enseigne l'histoire-géographie au lycée Emile Zora. のように、ナントカ町のナントカ高校と、特定しない。 よって、定冠詞の le は不要になってくる。 また、 J'enseigne dans un lycée de banlieue parisienne. のように、 話し相手に、(君は知らないかも知れないが)ナントカ町のある高校で教えているんだよ、 と伝えることを意図しているわけでもない。 不定冠詞の un というのは、(君は知らないかも知れないが)と仄めかしている。 よって、不定冠詞の un も不要になってくる。 冠詞は不要なので、 lycée という単語だけを持ってくる、その違いを表現するために 前置詞に en を持ってくる、ということなんですね。 同じ感覚で、次のような表現が使われます。 en centre-ville, en supermarché, en collège 日本語にはない冠詞、日本語で育った人間にはなかなか難しい冠詞です。 私もフランス語で話している時はおそらく間違いだらけだろう、と思います。 恐らく人生の終わりまで正しくフランス語を話すことはありません。 しかし、最近は日本語だって完璧なわけではないな、 言葉って一生の勉強だ、と思っています。 そんなわけで、今この一歩をちょっとまた踏み出してみる、 くらいの気持ちで続けていくのみです。 生徒 先生の限界を感じたレッスンでした。 先生 バイリンガルでもないしね。フランス語は美しい、と思うけれど。 生徒 前置詞も冠詞をわかってないと、機械的に覚えちゃいけないんだな。 先生 ただね、話し始めるとね、もう文法なんか考えてないですよ。 だから、そこが怖い。時々、こうして、文法を確かめにこないとね。 さて、最後にお願いがあります。 フランス語の上達を目指す方は、できるだけ音を聴く教材を利用してください。 ネットがつながる環境であれば、Youtube を利用しない手はありません。 過去におすすめしたサイトも健在のようです。 あるいは、ユーチューブで、Home Language と Français Authentique もおススメですが、フランス語だけの説明ですので、 初級者にはいきなり難しく感じて挫折してしまう可能性はあります。 この二つの動画を検索する内、別のフランス語レッスンの動画が 映し出されるので、そちらも見てみるのが良いかもしれません。 初級者の方であれば、 Apprendre le français フランス語を習う Débutant 初心者 と、いう言葉をたどり、検索すれば、お気に入りが見つかるかもしれません。 できるだけ、ネィティヴの先生の動画を見つけてください。 日本人にもアメリカ人にもなかなか難しいフランス語の発音です。 特に、R の音も大事ですが、母音、鼻母音もなかなか曲者です。 母音は口の開け方で決まる音です。 日本語なら、あいうえお の5音しかありませんが、フランス語は16個。 この口を16通りにちょっと開けたり、閉めたり、なんて考えたら、面白いですね。 英語を話せる人がフランス語で発音している動画がありました。 充分、通じる、とは思いますが、母音と鼻母音がどうかな、 少し重い発音だなあ、と思う動画もあり、 最初はやはり、できるだけネィティヴの発音を聴いて、できれば、 何度も繰り返し、練習をしてほしいです。 イントネーションも真似て発音すると、上達します。 Répétez, s'il vous plaît. Bon courage et bonne continuation! A bientôt! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
December 6, 2019 06:29:16 AM
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