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テーマ:フランス生活♪(80)
カテゴリ:France
南仏の都会エックスオンプロヴォンスの旧市街と呼ばれる界隈の郵便局から日本向けに小さな小包を送ろうとした。
郵便局員の女性たちはものすごく親切だった。時間をかけてたくさん説明をしてくれた。 ガラス瓶に入ったものは、このままじゃ送れませんからと郵便局員さんが特別に保護シートまで出してくださった。ほんとうに親切だった。 が、税関で要請される書類は自宅でネットを通じて書き込み、自宅でプリントアウトしたものしか受け付けられないのです、と目茶すまなさそうに言われ、結局、南仏エックスの郵便局からは送れなかった。 その日は、10月中旬、これから、ノルマンディに北上する日だった。まだ、第二の封鎖がない時期である。 仮に家に戻っても、プリンターがないので、書類の用意はできない。 昔使用していたプリンターは壊れ、夫が廃棄処分に。以来、自宅にはプリンターはない。 こんなことは初めてだった。しようがなく、小包をかかえたままノルマンディへ。 ノルマンディの小さな田舎町の郵便局に行き、話をきいた。 すると、プレゼントで送るものでも、税関に提出するためのプロフォルマインヴォイスが必要で、これを書いて一緒に送ればいいんですよ、と言われ、そのようにして、郵便局から普通に送ることができた。 (追記 追跡サービスで確認したら、10月31日に送った小包は無事に11月7日に日本の宛先に届いていました。ちょうど一週間目くらいですね) 都会で機能しなくなったことが田舎で機能している。 昔、夫がパスポートの更新を緊急にした時も同じことがあった。 やはり、南仏エックス市内では日数がかかりすぎるということで、夫が南仏の小さな村役場に行き、更新手続きをして短い日数で可能にしてくれた。 都会はなんでもスピーディで速い、と思うのは、早合点というものである。 ことのついでに、日本から姉がEMSで小包を送ってくれた話もまた書きたい。 以前、これで問題があり、フランスにせっかく届いていた小包は日本に戻された。 EMSでフランスにものを送ると、フランスではクロノポストが引き継いで運ぶ。 問題は、このクロノポスト。 まず、住所が正しく記入されていても、不在通知書を何故か置いていってくれない。 うちは南仏の田舎である。知らない人にとって非常に分かりにくい場所にあり、クロノポストの人は、住所が見つからない、ということで小包を持ち帰る。 しかも、配達時の不在通知書なしなので、うっかりすると、2週間の保管期間を過ぎれば、送付人に戻されるのである。以前、そのようにして、日本に送り返された小包があった。 今回は、しかも、何か月か前に、村役場がうちの番地を変更していた。日本の姉には連絡したが、やはり、案の定、昔の番地を書き込んでいた。なので、さすがにクロノポストはうちまで配達できない。 幸い、EMSの送付番号があり、それをもとにネット追跡をした。すると、南仏のどこかで小包は、送付先不明で保管されていた。 クロノポストで電話連絡し、自宅に送ってほしいというと、それはできないと言われた。 え?一瞬、つまる。 最寄りの郵便局までは送り届けることができる、という。 なんだかんだ言って、やはり、番地番号が違うので、これを送付人が訂正した用紙がないと自宅に送り届けることができない、なので、私の身分証明書を提出し、それを確認できる第三者が必要なのである。 それで隣町の郵便局に送り届けてもらうことになった。 久しぶりに向かった南仏の田舎の郵便局。 なんとなくアンドリュー・ワイエスみたいな画家がモデルにしたくなるような美人の郵便局員がその日は窓口にいた。 私のことを覚えてくれていて、気さくな様子でお元気だった?と話しかけてくれた。 ま、クロノポストのお陰で久しぶりに美人の郵便局員さんと短い会話を楽しめたので良かったかな。 (なんて書いちゃうと、我ながらおじさんみたいな気分、あはは) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
November 7, 2020 09:27:47 PM
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