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テーマ:ちょっと独り言(154)
カテゴリ:見聞
文明は消えてゆく。どの文明も。が、最近、パリから人口が減っているのはいい兆候だ。
と、ユーチューブのインタビュー番組で微生物学者のディディエ・ラウルト氏が語っていた。 どの文明も消えてゆく、そりゃ大変だ、とつい思い、なぜ、そうなるんだろうかと考えてみた。 いろんな遺跡が世の中にあり、そこにかつて町や道路があったのに、 何故、それが続かなかったのか。なああんて。 まあ、自然災害で消滅してしまう場合もあるだろうし。 都会にだけ生きていると多くの人の中にいるから、しかも都会には ほんとうにいろんな人がいろんなことをしているので、いろんな世界とつながっていると 錯覚しかねない。 とはいえ、錯覚は人間は与えられた環境でそれぞれの錯覚を抱いている気がする。 なんというか、大自然と隔離されて生きていくといずれ数世紀の間に消えてゆく、 ということもあるんだろうか。 例えばの話し。 野菜や果物がどんなふうに育つのかを知らずに野菜や果物を買う。 カフェに入り、遠い国で栽培されたコーヒー豆のコーヒーを飲む。 どの国で採れた綿でどの国で裁縫されたかあまり知らずに衣服を買う。 フランスや日本の田舎でほぼ完璧に自給自足で生活をする家族がいるユーチューブ番組を 観ると憧れてしまう。その一方で、自分には無理そうだと思ってしまう。 まともな日常生活に辿り着くまでに苦戦したこともあるんだろうなあ、と思ってしまう。 意外にその苦戦過程を楽しんでいた可能性はあるかもしれない。 フランスのパトリック・バロネという人は奥さんと二人で、いや家族で 電気もお湯も知恵で太陽光パネルや薪ストーブでまかなう。 なので、電気代と水道代は30年間払ったことはないそうだ。 知恵というか知識がなければできない。 彼の家族は冷蔵庫も冷凍庫もなし。飲み水も自給自足。 ミネラルウオーターの国フランスで。 さて、先の自給自足フランス人家庭の話しに戻る。 もしかして掃除機もないんだろうか。掃除機がないのはつらい。 一応、自給自足の電気はあるみたいなので、ひょっとすると掃除機はあるかもしれない。 蓄電できるコードレスの掃除機なんか使えそう。 自動アシスト自転車も動かせる可能性はある。 何しろ、インターネットができる環境はすでにあるみたい。 トイレはおそらく乾式で、肥料に還元。 と、いうことは最近、 フランスでもボチボチと流行りだしたウオッシュレット式トイレはないだろう。 ウオッシュレットはどうも日本での体験が忘れられない人たちが使い始めてるみたい。 自給自足のフランス人の人の家は古い石造りの家をリノベしたもの。 屋根を家族で直したみたい。 あと、参加して体験するという仕組みで藁を摘んで壁にする家もいろんな人と作ったり。 自給自足の著書も書いていらした。 なんだかんだ言っても、固定資産税は支払わなくてはいけないわけだし、 鍋とか服とかも購入もするだろうし。 その点はちゃんと自分の知恵と知識を宿泊体験として分かち合うことでも 収入を得てらしたみたい。 話しはちょっと飛んでしまうけれど、 我が家では、中古で夫が購入した薪ストーヴがあったのだけれど、 別の場所に移動されてしまったので、煮込み料理に使用できなくなった。 ならば、せめて、このフランスで日本製の火鉢がほしい、と思い、 ネット検索するけれど、あの日本の懐かしい火鉢が見つからない。 かまど という名称の高額な金属製のかまどがフランスでは売られている。 7月初旬に古い暖炉のリノベ工事をしてもらい、以前より暖まるんだけど、 室内で、薪でお湯がわかせなくなっちゃって。 フランスにはキュイジヌエール cuisinière と呼ばれる薪ストーヴがある。 これで煮込み、炒め料理、なんならオーヴンもついているので、 薪さえあれば、電気代を使わなくても料理ができる。 ニュージーランドのユーチューブ番組で紹介されていた薪ストーヴが愛らしくて憧れる。 Homewood stoves というサイト。 薪はあるからなあ、と。体力さえ許せば。そちらには限りがあるものの。 その辺の森に落ちているのをえっちらおっちらと運んだり。 結構、木が倒れている。嵐の時に根っこごと倒れたものが結構ある。 晩秋に台風顔負けの嵐がやってくることがあったので、その時とか、あとは 岩の上に根っこを下ろした木々が倒れていく。 川から岸辺に辿り着く流木を拾う手もあるので、薪に困ることはなさそう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
September 26, 2024 09:25:12 AM
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