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テーマ:ニュース(100222)
カテゴリ:News
このように避難勧告があっても、逃げたくても逃げられなかった人たちはたくさんいるのです。 逃げたくても車を持っていない人、、そしてNew Orleansは貧困層が約30%です。 日本と違って道も広く果てしないのです。 Hurricane Katrinaについていろいろな、軽率な意見が飛び交っていますが、 あなたたちなーんも分かってない人はお黙りなさい。 ルイジアナを襲ったハリケーン・カトリーナ。 New Orleansでしばらく暮らしたことのあるわたしは、たくさんの思い出と思い入れがある。 一度はその地に骨を埋めようかと・・そこまで考えた土地New Orleans そして大切な人たちがNew Orleansで暮らしている・・・・・・ 連絡とれないまま、どうか無事であることを祈るばかり・・・・・・・ 4年前のNew York911同時多発テロの時も、 大切な人たちがNYのど真ん中で暮らしていた。 連絡がとれないまま一週間暮らした。 大切な人を失うかもしれないという恐怖は十分経験していたわたし。 だけど、この恐怖は何度経験してもなれることは無い。 同時多発テロの時も今もそうだけど、テレビ画面の映像を見て、 現在の状況を把握する行動すらとれない・・ 何を見ても嘘だと跳ねつけたい何を見ても受け入れられない・・・だから・・・観ない 阪神大震災の時、わたしはLos Angelesにいた。 そして現地の日本人の友達から連絡をもらい慌ててテレビをつけた。 飛び込んできた映像は、崩れ落ちた高速道路。 日本にいたら、毎週のように走っていた阪神高速道路が陥没し、 火事でどうすることも出来ずに肩を落として泣き叫ぶ人や、 家族が目の前で生き埋めになり、泣き崩れる人々・・・生生しい映像がテレビ画面に映し出された。 幸い、わたしの実家は大阪で町が崩壊するほどの被害は無く、 二日後には連絡がとれた。 だけど、神戸に住む親戚、友達、連絡を取りたい人全てと連絡が取れたのは・・・・・ 10年経った今でもまだ・・・・・・・とれていない人はいる・・・・・・・ 『死んでしもたんやろか・・・・・・』 『生きてるんやろか・・・・・』 そう思いながら今まで連絡がとれずにいる人もいるのだ。 今わたしは阪神大震災で一番ひどいダメージを受けた土地に住んでいる。 震災後移ってきたのだ。 10年経ったんだから、もうその話していいやろ?とかいけないとか、、 そういう問題じゃなくて、、簡単に触れられたくないことがあるということを、 時々外から来た人は分かっていないときがある。 「震災どうでしたか?大変だったんでしょ?」 この言葉は震災を経験した人には禁句である。 「えー、家族は無事でしたが、隣のおばあちゃんと、おじいちゃんと、 幼馴染で仲良くしてもらっとった酒屋の大将と、そこの赤ちゃんが死んでもてね・・・」 って言わしたいんか?うらぁーー! となるのであります。 10年経った今でもそうです。 みなさん、神戸に起こしになるときは、震災については禁句ですよ!!! そしてどうか、どうか、New Orleans New York共々、 この事故についての安易な発言はお控え下さい。 そこで大切な人を失っても、生きている人たちはたくさんいるんです。 助けたくても助けられなくて、それを悔しく想い、背中に背負って生きている人もいるんです。 誰もその場に居たものしか何も言っちゃいけない!って言ってるわけではない。 事故後の中身を知れば知るほど言葉が出なくなるもの、、、 それを、あちこちでカトリーヌすんごい勢いっすねぇーーーーー なノリで 今回のことが書かれているとやめなはれと、 一言、岩下さん風に叩ききっていきたい気分でございます。 ルイジアナにいい思い出が無い人は、きっとそのときガイドとなる目が濁っていたのかな? それはまたの機会に書けばいいんじゃないかな?今はたとえ家族や大切な人がそこにいなくても、 人々の安否を気遣おうよ。 New Orleansに住む彼ら、連絡先を調べようと思えば調べられる。だけど、調べない。 だって、今ここで連絡先を見つけてどうする?このケオスの中でどうする? 今わたしに出来ること・・・・・・・・祈ることしかありません・・・・・・・ どうか、みなが無事でありますように・・・・・・・・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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