|
カテゴリ:失職・再生の遍路
政治家は麻生氏一人ではないが、都合の良い方へと誘導するのは政治家の特技だろうか。半世紀も前かと思うが、東海村でバケツの中で臨界が起きたのを忘れたか、そもそも覚えなかったのか、こういう人に日本の操縦をさせていいのかと心配になる。歴史に学ばず、科学的でない判断をする。
そもそも原子力発電に使うウランを作って〔濃縮して〕いくのに必要なエネルギー、放射能を閉じこめる建屋を作るエネルギー、出来た廃棄物の処理のエネルギーを合計して天秤にかけると、原子力が安いとはとても思えないのだ。そして暴走した時の〔確率も織り込んで〕処理エネルギーも別にかかる。もっとも、これは感覚的な根拠なので「科学的」でないのは認めざるを得ない。自己矛盾だ。 先に、太陽熱温水器を使い始めたことを書いたが、今日の出水の温度はなんと40℃になっていた。よく晴れた冬の日だ。冷えた風呂釜でさめるのを無視すれば、十分に風呂として使える温度だ。太陽のエネルギーに感謝する次第だが、瀬戸内はもともと晴れの日が多く、温暖な気候のところだ。夏は四国山脈で雨を降らせたあとの季節風が吹くし、冬は中国山地の北側に雪を降らせたあとのからっ風が吹く。 瀬戸大橋が出来た時、岡山と香川で博覧会が開かれ、鏡で太陽光を1点に集め、湯を沸かして発電する実験が行われた。結果がどうだったかは忘れてしまったが、この地域の火力だけでも太陽熱が利用できれば燃料の節約にもなるだろう、CO2の減少にも貢献するはず。また瀬戸内には温泉は少ないけれども、地熱発電は更に高熱の水が扱える。 仮に地震で採水する経路が破裂しても、放射性物質が拡散することはない。見えない有害物の気味悪さも感じないなら、それは「国民の代弁者」と位置づけられる国会議員としての資質に欠けることになりはしないか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2023年01月19日 21時21分29秒
コメント(0) | コメントを書く |
|