「らんまん」で島崎和歌子さん演じる「民権ばあさん」は実在の人物で「楠瀬喜多」さんと言うことだ。少し調べてみると、劇中のセリフ通り、結婚した後に配偶者に先立たれ、子供がいなかったために戸主となった。幼い時から小山漢学塾に通ったと言うから相当の知識人だったのだろう。
選挙制度が始まり、5円以上の租税を納めているものには選挙権が出来たが、女だからと投票が認められなかった。「税金を払っているのに、女だからという理由で選挙権を認めないのはおかしい」と、県に訴えたが却下され、「ならば税金は払わない」と政府にまで申し立てたという。そして、町内では選挙権を勝ち得たそうだ。当時は地方自治が認められ、国が認めていなくても独自に判断をすることが出来たらしい。「女性参政権発祥の地」として石碑が市立第四小学校の前に建てられていると言う。確かにgooglemapでも確認出来た。
ところは高知市上町2丁目。通りの前には日本共産党高知県委員会の事務所がある。やや離れて「楠瀬歯科」と言うのを見つけた。喜多さんの末裔だろうか。調べようがないけれど。
お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2023年04月29日 21時41分41秒
コメント(0)
|
コメントを書く
もっと見る