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テーマ:自然エネルギー(74)
カテゴリ:分類困難
暑い暑い日が続く。熱中症にならないよう水分補給やエアコンの利用に走っているが、待てよ、と考えて見た。エアコンは室内の熱を室外に排出するヒートポンプだが、都会ではこれにエネルギーを費やしてエネルギーを使って気温を上げている。太陽光パネルは確かにそのエネルギーのいくばくかを補完してくれるが、熱エネルギー、光のエネルギーを電気に換えるには変換効率の損が出る。
ならば水に熱エネルギーを移して、そのまま熱で使う方が効率良くはないか?わが家は地下水を汲上げて太陽熱にさらし、冬でも約10℃の温度上昇を稼いでいる。地下水の温度は20℃くらいなので、もう10℃上げれば風呂の適温になる。どこもかしこも高温なら、それを利用すれば電気による熱移動を使わなくても済むのではないか。 兵庫県の新温泉町では各戸に温泉の湯が配給されている。わき出る熱水がもったいないし、各戸で風呂炊きの必要がない。緑の中では照りつけるエネルギーは葉が遮り、光合成に使い、蒸散により気化熱で温度も下げる方向に働くから結果として涼しい。 たぶん発電は水力が一番環境負荷が少ないのではないか。治水の手段としてダムがあり、二次的な効果としての発電をやって、昔は「水主火従」と発電の事を言ったものである。水力が主で、火力が従。ところがダムの建設には金も時間もかかる。送電コストも大きい。次第に都市に火力発電所を造る事になり、これが大気汚染をもたらす結果になった。これにはいわゆる「エネルギー転換」の政策もあり、メジャーの戦略に組み込まれて行った事が大きいと思うが、エネルギー自給率を大きく下げ、今日の輸入依存になった。産油国の「言い値」にならざるをえない。 日本の川は短く、急流が多いが、大規模発電でなく、言わば流域で使うだけの小規模分散発電に発想を変えればどうだろう。水は川を毎日流れているものだ。水位の変化に追従する仕組みなど、放射性物質の処理に比べればそう難しいものではないと思う。 持続可能な世界のためには、まず緑の確保をする事ではないだろうか。大規模な二酸化炭素吸収は植物の光合成以外にはないだろう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2023年08月24日 17時15分52秒
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