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テーマ:障子紙の張替え(10)
カテゴリ:DIY
DIYというほどのものでもないが、障子を貼り替えた。やろうやろうと女房から言われ、今ではあまり見られない「ガラスの入った障子」を貼り替えた。昔は紙も30cm幅くらいのものを何回かに分けて貼っていたと思うが、これは母がやっていた頃の話だ。なぜ下から貼っていくのかと問えば、上から貼ると下側の紙との間に埃が溜まるからだと教えてくれたが、本当だったのかはわからない。
私の代で受け継いだときには、1枚で貼れるようになっていた。大きな障子紙が一般化したからだろう。ものぐさなもので、忘れた頃にしか貼り替えをしない。穴があいたり、破れたりして支障が何か出てきた時だ。今回は連休に遊びにやってくる孫へのポーズらしい。 水をかけてのりをゆるめ、そろそろと剥がしていくが、剥がして改めてみると埃がついて鼠色になっている。残った糊を剥がすのも結構手間だが、同時に障子全体を洗うので、きれいにはなる。そこに、ガスの集金がやってきて、「うわー懐かしい。このごろこういう障子は無くなったからねえ」「70年前の代物やから」考えてみればうちは立派な古民家だ。まあ、囲炉裏とか剥き出しの梁とかは無いけれど、玄関の屋根を受ける桁は20mからあり、しかも2本入っている。こういうものは今では手に入れるのに苦労するだろう。 昔のものなので桟も細い。合成糊をつけるのにも苦労するようになってしまった。視力低下だ。ついたかどうか、よく見えないので盛りがちになる。老夫婦で共同作業は文句の付け合いみたいにもなる。喧嘩には至らないが、金婚前ならこんなものだろうか。 それでも仕上げると気持ちがいい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2023年10月28日 21時47分06秒
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