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テーマ:詐欺にご用心(61)
カテゴリ:視・紙・誌面から
固定電話に電話があった。受話器を取ると「こちらは近畿電気通信管理局です。あなたの通信を停止することになりました。詳しく知りたい方は”1”を押して下さい」などという録音の音声が聞こえてきた。それで電話を切った。「この詐欺野郎!」
電気通信管理局というのは私の世代で言えば「電波監理局」だ。電波使用の認可とか管理をやっている総務省の役所で、アマチュア無線でもやっていない限り一般人が直接関わる機関ではない。携帯電話にしろ、一般消費者はその業務をやっている会社と契約しているのであって、役所ではない。停波命令を出すとしたら一般ユーザーではなく、業者に対して行うのが筋というもの。 それでも一般消費者は「なんとか局」みたいなお役所から電話がかかってきて「通信を停める」と言われたら驚くかも知れない。「それは困る」とまず考え、「なんちゅうことを言うんや」と文句の一つも言いたくなるだろう。そこで’1’を押したら多分電話番号を取得し、なんだかんだと脅しにかかるのだろう。それ以上関わらないことだ。冷静に考えればなんとも筋が通らない話だ。 それでも、録音の音声らしきメッセージを流し、コールバックのようなことをするとは、かなり手の込んだ詐欺だ。そう言うアプリを売っている可能性もある。もっと人の役に立つことにそんな能力を使えばいいのに。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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