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テーマ:エアコン(779)
カテゴリ:分類困難
朝晩は寒いほどになってきた。風呂上がりでパジャマの上に一枚羽織って、22℃設定の自室に入ってみたらずいぶん暖かく感じる。エアコンを18℃に下げてみても体感的にはあまり変わらない。部屋の温度計も18℃を示している。
石油も電気も高い昨今だが、既に古民家の名に相応しい家に住んでいるものとしては、世間で18℃は寒いというが、意外とそうでもないのではないかという気になった。体感というのはかなりいい加減なもので、50年以上前から同じ家に暮らしているのだけれども、昔の暖房といったら火鉢、こたつくらいなもので、今みたいに家全体を暖めるような発想はなかった。受験勉強も毛布で作った袋に豆炭あんかを入れ、そこに足から腰まで突っ込んだものだが、それでも結構贅沢だと思っていた。 学生寮に入ったときには古い寮だったので電力制限が厳しく、電熱はポットだけが許可されていた。風呂屋に通うのも厳寒仕様、毛糸の靴下を履いて布団に入っていた。下宿に出てホームごたつを使えるようになった時は嬉しかったのを思い出す。 今、娘がやってくると「寒い家やなあ」とまず言う。今の住宅は断熱も良く、隙間もないから尤もなのだが、徒然草の「家のつくりやうは夏をむねとすべし」の段では「冬はいかなるところにもすまる」ことになっている。実際には家はまず1軒しか持てないだろうから、残された手段は「体温を奪われない」ことだ。 電気による気温調整は当たり前のことになった現代は、エネルギー大量消費の時代になるが、その結果の異常気候かもしれない。暑かったこの夏も、外仕事から帰れば涼しかった。二階は多分そうもいかないだろうが、エアコンをつけないとやってられないと言うことはなかった。よほど暑くて寝られなかったのは数日。そこだけは寝室のエアコンのお世話になったが、一度やるとなかなか止められなくなる。体の適応能力が衰えていく年代、いつまでも気温変化に対応できないだろうが、政府の提唱も納得できる温度だった。 しかし議事堂の設定温度は実際のところいくらなんだろう。かつて省エネルックとかがあったが、今はネクタイはなくても背広がほとんどのように見える。世間の暑い東京、議事堂は28℃ではないだろうな。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2023年11月20日 23時13分27秒
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