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テーマ:コーラス(2686)
カテゴリ:コーラス
兵庫県南西部は「播磨国」と言い、古く「播磨風土記」というものが残っているが、「播州赤穂・忠臣蔵」の方がよほど有名だろう。
姫路市以西を対象にした兵庫県の「生きがい創出」のような形で、毎年12月の第一日曜に開催される音楽祭(合唱祭)の実行委員をもう30年近く続けている。実行委員は8人いるが、合唱団の指揮者がほとんどで、私だけが運営サイドの出身である。 兵庫県というところの合唱は見事に東高西低で、全国レベルのグループは神戸・西宮に集中している。レベルに関してははっきりと低い。それでも昭和30年代から何とか続けているわけだが、コロナ禍は合唱にとっても「練習に参加するのが怖い」という人を生み出し、それが3年も続いたわけだからもうガタガタ、瀕死の状態になっている。加えて高齢化と若手の加入減で、どこも喘いでいる状態だ。 加えて、文化活動に対する予算の削減があり、いいホールが使えなくなった。先ごろ、科学博物館で予算不足を補うためのクラウドファンディングで9億円が集まったという話題があったが、募金ができたことはいいが、そういう方法が常態化するのはよくないと思っている。知的財産を守ることは国の責務と考える。 スポーツは見栄えも良く、勝負の世界でわかりやすいからオリンピックも世界選手権も人気だ。文化活動は「仲良く生きるために」ある。もちろん合唱も上手下手はあり、コンクールがあるのだが、基本は「個人の力の結集に競争は必要か?」に行き着く。 世界一仲がいいことは誇るべきことだろう。争いは滅亡を生むが、共存にそれはない。もっと文化活動にも金を分配するべきだ。 ところが、来年からこの事業を外注するという動きがある。建物の管理は外注するしかないだろうが、事業の丸投げはやっていいものか?どんどん自治体が無責任化している気がしてならない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2023年12月03日 23時34分27秒
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