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老父のつぶやき

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2024年02月26日
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カテゴリ:視・紙・誌面から
地方国立大学は今、研究費が学会に出席するだけで消えてしまうという記事を朝日新聞で読んだ。奇しくも自分の卒業した大学で、思わず見入ってしまった。私の在籍していた頃は月額千円の授業料だけで、科研費が旧帝大にものすごく偏っていることだけを噂に聞いていたが、それでも当時、超遠心分析機を買うなどの予算はついていた。

現在の学長の談話だが、出身は私がかつて在籍していた研究室だ。直接指導を受けた教官はすでに鬼籍に入られたが、学生は教官の生き様のようなものを学びながら、「研究とはこういうものだ」というニュアンスに近いものを身につけて巣立っていくと思う。金さえあればいい、というものではないが、貧弱な予算で学生を育てることが、現在できているのだろうか。もはや引退した身で烏滸がましくもあるが、成長のなかった30年を埋めていける人材が育っているのか、また今後を担う現在の孫たちを託せるような人材が育っていくのだろうかと心配になる。

記事の中で「先端技術の開発に合格したのは東北大学だけだった」とあったが、多数の下支えのもとに新技術は花を咲かせる。JAXAのH3ロケットが打ち上げに失敗後、2号機は成功した。1号機には大型の実用衛星が載せられたが、今回はダミーと小型衛星だった。私は宇宙開発はわからないが、新規システムはまずダミーを乗せるのが筋だと思っていた。いきなり実用機を乗せるのはよほど自信があったのか知らないが、暴走ではなかったかと思う。判断が誰に委ねられたか知る由もないが、誠に不可解なプロジェクトだと思う。

結果を見ての批判はどうかとも思うが、順番が逆じゃないかと思っている。

結果的に成功したことは喜ばしいが、成功は失敗の積み重ねの結果とも言える。月面着陸のその後、なかなかニュースが聞けないが、SLIMは厳しい温度変化を乗り越えられたのだろうか。期待は膨らむ。

翻って地上の政治の裏金問題はなんとも腹立たしい限りだ。保身に走る政治屋を更新できないように高等教育を進めてきたとしたら、それが見事に華開いたわけだが、先はお寒い限り。





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最終更新日  2024年02月26日 21時47分20秒
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