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テーマ:誕生日(926)
カテゴリ:飲み食いの話
「鯛を買ってきたからね〜」えらく豪勢じゃないか。
夕食に出てきたのは アラの潮汁だった。「身はどこへ行った?」刺身を期待していた私は女房に聞いた。「今日は娘の誕生日よ」そうか、そっちに行ったか・・・ 思えば娘も40歳になった。「孫4号が熱が下がらんで困ってるわ。医者は明日またこいと言ってるらしいけど」バタバタと過ごしているのだろう。 この娘、生まれた時からノイジーだった。2時ごろに産気づいた女房を連れて行き、2時間ばかりで生まれてきた。男2人に次いで3人目だったのだが、産院から電話で「男の子でしたよ、おめでとうございます」と連絡があり、「またか」気分で義母に報告した。義母が見舞いに行って「男3人でまあええやんか」と言ったら、「何いうてんの、女の子やで」と女房に叱られたという。私にも「どうなってんの」「私は確かに男と聞いたよ」今思うのに、その日はお産が多かったのか当直の看護師の休憩室まで妊婦が入り、看護師たちは床に段ボールや布団を敷いて横になっていた。他の産婦と間違えたのかもしれない。まあ、産婦人科は時間もへったくれもない職場である。 性別を間違うなんて、どこでどうなったのか、結局わからなかったが、一番喜んだのは何故か私の父だった。やや大きくなってからあちこちへと連れて行き、東京ディズニーランドに行った第1号である。会社でも大いに宣伝しまくっていたという。 私はそんなに早く産まれるまいと思っていたから、実験を時間通りに進めなきゃいけないので出勤しており、夕方になって見に行ったのだった。兄2人は4kg越えの巨大児だったが、初めての3300gで、「小さいな」と思ったものである。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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