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テーマ:洗濯、洗濯物について(383)
カテゴリ:視・紙・誌面から
3ヶ月ばかり前に気がついたが、今まで使っていた通販サイトでの粉石鹸の取り扱いがなくなった。別のサイトを見ると、こっちは2倍以上になっている。1kgあたり400円くらいだったのが1000円にもなっている。石鹸は油(脂肪酸)に水酸化ナトリウムを加えて加熱し、無理にナトリウムのくっついた側鎖を作って親水性をもたせ、界面活性剤にしたものである。
女房が「合成洗剤は嫌」として粉石鹸にこだわるが、値段が3倍近くになってはたまらない。油脂も輸入に頼っているはずだから、値上げの理由が円安であろうことは想像がつく。「もっと安いのはないか」と探すと、生協の商品の中にあった。3kgで950円だから400円弱/kgだ。 早速購入した。今までのは多少造粒してあって流動性っが良かったが、こちらは微粉でちょっと粉が立ちやすい。けれどもなぜこれだけ安いのか?どうも原料にあるらしい。「コメ油使用」と書いてある。コメ油は米糠から取る。精米所のあちこちで「糠持ち帰ってください」などと張り紙がある。糠は既に産業廃棄物扱いか。しかも国産を名乗れる。要するに自給しているから、為替の影響がないものと思われる。 早速切り替えた。風呂の残り湯で溶かせば綺麗に溶け、泡立つ。40度のお湯といえばちょうど適温だ。ついでながら、酸素系漂白剤もこの温度がちょうどいいので、洗濯開始までにタイマーを使っておけば漂白もできることになる。 私は石鹸至上というわけではないが、まあ合成界面活性剤よりは生分解性に優れていると思うので、女房に従っているが、すぐに冷水で洗える合成洗剤にも洗濯物と一緒に投入できる便利さがある。すぐに洗わねばならないものはそう頻繁には出ないので、まあ1%くらいの使用頻度だろうか。合成洗剤の入れ物はこそっと置いてある。 ヒルにやられた時には合成洗剤は血液を綺麗に落としてくれたが、ヒルは血液凝固を阻害する因子を持っている。ひょっとしたら水で洗っても落ちたのかも。 しかし油脂の高騰が本当に輸入ものであるが故のものだったら、食糧危機の時はこんなにのんびりしていられない。自分の食べるものは自給するのが大原則だろう。運搬の結果出る二酸化炭素も莫大な量になるはず。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024年07月04日 16時42分18秒
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