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テーマ:コーラス(2703)
カテゴリ:コーラス
「チコちゃんに叱られる」のパクリ記事になる。
「ハスキーな声はなぜ魅力的か?」という問いだが、実は私はハスキーな声というのは好きではない。音には整数次倍音を持つ音と非整数次倍音を持つ音があり、ピアノのような音階楽器は前者、自然の波や滝の音などは後者になり、その方がたくさんあり、聞きなれて(すり込まれて)いるから、というのが答えだった。 コーラスを始めた頃には「力まず、響かせて、のどの力を抜いて」と教えられたものだ。そして「声が混ざり合ってこそ倍音が豊かになって美しい響きを出せる」のだ、とも。 近ごろは便利なものでオシロスコープのアプリが無料でスマホに落とせる。視覚的に音が分析できる。軽く「ラ」の音をハミングで出してみる。 バックグラウンドの音がノイズレベルを押し上げているが、220Hz、440Hz、880Hzあたりにピークらしいものが見える。 少し浪曲調で同じ事をやってみた。「親の血を引く兄妹よりも〜」みたいな調子である。コーラスでこれをやると指揮者の叱責が飛んでくる。「演歌はやめろ!」 ピークはあいまいになり、少し音程も下がっている。やっぱりやっちゃいけない。 プロであればもっと差が出るのだろうが、1アマチュアでもこれだから、美しく歌うというのはそれなりの発声法がいるのだろうと思う。整数次倍音というのは主張をするのに向いているそうだ。コーラスもいかに「主張を届けるか」だから、この発声指導は必然である。逆に「何が言いたいのか届かない」と評されたらいかに楽しく歌っても酷評である。 ついでながら、美空ひばりさんは両方の発声を行き来する事が出来る歌手で、それだけにファンが多かったという。押し引きのある歌が聴衆を魅了したのだろう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024年10月19日 22時13分48秒
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