RSメキシコ駐在記

この間の練習試合のあと、みんなから共通して聞かれた意見がありました。
それは「パスがつながらない」ということでした。

パスがつながらないと、当然守る時間が長くなって苦しくなります
失点する確率も上がります。
そして、何より楽しくない
でも、みんな好きで相手にボールを取られているわけではありません。

じゃあ、なんで取られるのか？

簡単に言うと、相手のプレッシャーに耐えられないからです。

・・・当たり前じゃん！！

でも逆に考えると、プレッシャーが掛からなければ回せるし、
プレスが掛かっていても自分で許容できる強さならパスが回せるということです。

だから、プレッシャーが強くなりすぎる前にボールを放せば良いわけです。
ってことは、「プレッシャーで追い詰められる＝ボールを持ちすぎ」なわけです。

えぇー！？でも、「２タッチしかしてないよ」って人、惜しいです。

「タッチ数が多い＝持ちすぎ」とは限らないのです。
「ボール保持時間が長すぎて追い詰められる＝持ちすぎ」なのです。

だんだん、分かってきましたね。

要は、リズムの問題なんです。

相手がプレッシャーに来ているのに、「タン・ウン・タン」みたいなリズムで扱っていたら、その間に相手が近寄ってきて取られてしまいます。
だから、相手が来ていたら「タッ・タッ」みたいな速いリズムだったり、ダイレクト「タン」と、はたいてしまえばいいんです。
そしたら、取られずにボールが出せるわけです。

もちろん、相手が来ていなければ焦らず、「タン・ウン・タン」と扱えばいいのです。

つまり、状況に応じたリズムでプレーするのが大切ってことです。

ん？どーしたら身に付くかって？？

普段の練習から意識するだけで大丈夫
対面パス、４対２のボール回し、２対１・・・
いつも同じリズム・同じタッチ数でプレーしてませんか？
そもそも、リズムについて意識してますか？
普段から状況によって、速く捌くとかゆっく持つとか考えてみましょう。

まずはプレスがない所でいろんなリズムを身につけてみましょう。
次に、状況に応じたリズムを使えるようにしましょう。

うまい選手をよく見てるとほんとにいろんなリズムを状況に応じて使っているが分かります。
トラップ＆パスみたいな何気ないプレーにもその人の意図とかクリエイティブさみたいなのが見えて面白いです。

同じテーマで書いた記事があるので参考までにどうぞ。
「ボールを取れないための初めの１歩」
「ボールをもらうのがちょっぴり楽しくなる心掛け」