RSメキシコ駐在記

2004年の夏の曲なので３年前です。

今聞いてもびっくりするくらい新鮮です。

当時はYUKIに曲を提供して話題になったので、知ってる人も多いと思います。

この曲は彼女の繊細で独特なバランス感覚を味わうことができます。

今まで、こんなに繊細で綺麗な音楽を聴いたことがない。

けだるそうな歌い方はひんやりするようなクールさ、そしてかっこよさを持っている。

でも聞けば聞くほど、その中にほっとするような温かさや包み込むような優しさを感じずにはいられない。

少ない音数は、それぞれの楽器の持つ個性をダイレクトに伝えてくれる。

でも、それでいて全体を眺めるとこれ以上ないくらいまとまっている。

シンプルだから、すっと耳に入ってきて馴染みやすい。

でも、耳の中にずっと居座り続ける存在感も持っている。

シンプルだからこそ、多くのことが伝えられる。

そんな相反する個性がこの曲の中に、鮮やかにそして何気なく共存している。

彼女の持つ独特のバランス感覚がそれを可能にしているのだろう。

派手さとか奇抜さは全くないけど、繊細さと綺麗さがあふれだす個性になっている。

僕にとって珠玉の１曲とはこの曲だ。