カテゴリ:仕事の話
□質問すること マネージャーとして仕事をしていると様々な質問を通じてメンバーの状況を把握することになる。 時々はうまくいくし、時々はとんちんかんなやり取りになってしまうことも多い。 質問が適切でなかったせいで必要な情報があがってこずに後になって後悔することもザラにある。 今回は自分の経験からどのように質問をすれば適切なコミュニケーションになるのか考えてみた。 □ほしいものを手に入れるためにはそれなりの準備を まずは目的地をはっきりさせることだ。 この場合目的地とは、「自分が何を知りたいか」ということ。 案外ここがはっきりせず漠然と質問をして、要領を得ないやり取りが続くことも多い。 これははっきり言って時間の無駄だと思う。 次にどのように質問するかを考える。 どのように質問をすると相手が答えやすいか?自分が知りたいことを理解してもらえるか? そういったことを念頭に置いてどういう聞き方をするか考える。 事前の準備としてはこのくらいやっておけばOKではないかと思う。 □でも、うまくいかない。そこからが勝負。 そう。でも、うまくいかないことも多い。 その時の反応が大切だ。 ここでイライラしていないか? 自分では態度に出してなくても相手は敏感だ。もし自分が上司ならなおさらである。 こういったときにイライラしないために、私は「質問は相手からほしい情報をとるゲームだ」と考えることにしている。 このゲームを攻略するテクニックとしては、 1.まずは相手が話したいことを話してもらう。 相手が話すということは何かを伝えたがっているということ。まずはそれを理解してあげることが大切だと思う 適度に相槌を打ったりして話しやすい環境を整える。 2.まとめるのは自分の役割と考える 特に自分が上司・先輩の場合、「もっと論理的に話せ」「わからないのはお前の説明が悪いからだ」となりがちだ。 これでは相手が委縮してしまう。 これをさけるために、相手の話を聞いて「XXXということだよね?」とまとめたうえで確認する。 3.足りない部分があれば、再確認 自分の真意が相手に伝わってなければ足りない部分があるはずだ。 この部分を探り出して再度質問する。 この3つのテクニックを駆使して自分がほしい情報を得るようにしている。 □NGなこと イライラを相手にぶつけること。 その場は緊張感でうまくいったとしても、相手は積極的に話そうと思わなくなる。 そうなると、なかなか情報が入らない(報告が遅れがちになる)→イライラするの悪循環だ。 あくまで冷静に事実に集中することを心掛ける。 真っ向から否定すること これも同じ理由。 よくある「Yes, but---」も同じだ。やはり相手からすると否定されて受け取られることが多い。 これらは私がよくやる失敗だ。 つい先週もメンバーに「○○はどういう原因で起こっていると思う?」と聞いて、相手が話し始めて3秒後に「いや、それは違う」と否定してしまった。 そのメンバーは不機嫌な顔で黙り込んでしまったのはご想像の通り。。。 □結局 うまく質問するするためには、相手に気持ちよくしゃべってもらいつつ自分の必要な情報をゲットするということ。 そのために、必要なことは自分積極的に歩み寄るということが大切ではないかと思うという話です。 当たり前のような気もしますが、自分が全然できていないので自戒を込めて文章にしてみました。
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Last updated
2017.08.14 11:07:13
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