カテゴリ:一日散歩
zzz.santaさんに「足尾銅山」を勧められてから、気になって仕方がない。まだ紅葉には早いと思いつつも、天気がよかったので行ってしまった。
足尾銅山は鉱毒事件で知っているだけで、正直なところよく知らなかった。あらためて調べてみると日光中禅寺湖の南10キロに位置し、駅周辺の標高は約630メートル。渡良瀬渓谷沿いにある。中禅寺湖が標高1200メートルなので、近いわりにはだいぶ低い。 今回は自転車をかついで輪行(自転車をバックに入れて公共交通機関で運ぶこと)することにした。また当初は自転車でふもとから登ろうとも考えたけれど、結局はわたらせ渓谷鉄道で目的地まで行き、帰りは自転車で山を下ってくることにした。 それにしても足尾銅山は遠い。自宅から乗り換え3回で「約4時間半」。今回は奇跡的にスムーズな乗り継ぎだったので、この時間で行けたけれど、5時間以上かかることもあるようだ。 東武線で相老(あいおい)まで行って、そこからはわたらせ渓谷鐵道で最終目的地へ。わたらせ渓谷鐵道では1日1往復トロッコ列車も運行されている。 トロッコ列車が運行されることもある渓谷 ということで、京都の嵐山や東京の秋川渓谷などを想像すると、意外に人家が多いし、風景も渓谷っぽくないことに気づく。渓谷っぽくなるのは相当上流のほうだけ。それでも人家は多い。 神戸(ごうど)駅 わたらせ渓谷鐵道に自転車を乗せると\270とられた。電車運賃は\1020。電車運賃とリンクしているのか固定かは不明。1両編成で荷物スペースも少ないので、込んでいるときだと乗せづらいかも。 今回のスタート地点の足尾駅 自転車を組み立ててさあ出発。足尾駅や通洞駅あたりは、わたらせ渓谷鐵道の終点近くで山の上だというのに、昔の名残なのか意外ににぎやか。 足尾銅山観光 これに乗って見学場所に向かう。とはいっても、ちょっとしか乗らないけど(200メートルくらい?)。また紅葉には早かったようで、紅葉していたのは、ここと富弘美術館のまわりだけ。 トロッコを降りたあとは、徒歩で坑道を見学。壁からは、ものすごく水がわいている。こんなにわいていたら掘削作業は大変だったろうな。 江戸時代の掘削風景 足尾銅山は400年の歴史を持つ銅山。こちらの観光施設では江戸時代から現代にかけて、時代ごとの掘削風景が解説されている。江戸時代はすべて手作業。こんなところで働いていたら長生きしないだろうな。 明治・大正だったかな? 昭和に入ると健康対策なども進み、防じんマスクなどをしている。また掘削もダイナマイトを使用したものに変わっている。結局1973年に閉山。 この施設は7、8年前にリニューアルしたようで、内部の展示室はきれい。映像や音声の解説もあり、一部ではCGが使われていた。 世界遺産登録を目指しているようだけれど厳しそう。足尾銅山自体はとても巨大なのだけれど、この観光施設は1時間もかからずに全部見終わってしまう。それにまわりの風景も特筆するユニークさは感じない。 足尾銅山観光を出発し、山を下る。 何かの跡地 昔、銅山があったおかげで、いろいろな廃虚がある。 事前に調べたときには、足尾製錬所の廃虚が見事だと思っていたのだけれど(こちらのブログを参照)、今回は見過ごしてしまった。帰宅後に調べると終点の間藤駅からさらに上流に行ったところらしい。 ・日光市観光 足尾 ほかにも掛水倶楽部や古河橋などいくつか観光スポットがあったようだ。自転車で走っていれば気づくと思っていたのだけれど、上流にあったとは...むむ。せっかく行ったのにもったいない。 Part2へ続く。 気が向いたら投票お願いします→ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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