テーマ:今日のワイン(6038)
カテゴリ:ワイン会あれこれ
Char@diaryさんがすでにUPしているので、鮮度がよくないけれど、とりあえず更新。
都内某所のフレンチにて、持ち寄りでギガルのコート・ロティ単一畑の飲み比べ。今回は3つ全部揃って、ビンテージもそれぞれ違う。 2000 Pierre Peters Les Chetillons Cuvee Speciale Brut Blanc de Blancs Grand Cru Le Mesnil-sur-Oger, Champagne, France - 白泡 行きつけのワインバーのソムリエがおいしいですよと言っていたのが、このシェティヨン。先日ノーマルキュヴェを飲んだばかりで気になっていた(そのときのブログ)。the_eaterさんが持っているというのでリクエストして持ってきてもらった。 ノーマルキュヴェと比べると、あきらかにボディの厚みが増す。まだ若さたっぷりで、切れ味鋭く光る。さすがソムリエがオススメしていただけの銘柄。もうちょっと寝かしたら、さらにおいしくなりそう。 ピエール・ペテルのワインを探す> シェティヨンは全部売り切れ。それほど有名じゃない造り手なのに、こんなに売れているとは。ノーマル・キュヴェもおいしいよ。 いよいよ本題のコート・ロティ。一般的なビンテージ評価だと、95, 96, 93の順。 1993 Cote-Rotie La Mouline グラスに注いだ瞬間から開いている。以前93のラ・トゥルクを飲んだときは、期待とは裏腹に平凡だったので(ラ・トゥルクとしてですよ)、93はまったく評価していなかった。 ところがビックリ。少しねっとりしたなめらかなテクスチャを持ち、一部の熟成したボルドーにも通じる香り。ほどよい厚みのボディがありエレガント。ミッドからアフターにかけてスパイシーなところがローヌの証し。 すごいときのギガル三兄弟(姉妹)ほど圧倒感はないのだけれど、単独で飲んだらとてもすばらしいワイン。 1996 Cote-Rotie La Turque 続いてラ・トゥルク。恐るべきシルキーさは共通項として持っていながら、こちらはミルキーで官能的(そこまでは熟成してないけど)。ビンテージ評価通り、こちらのほうが厚みがある。香りの開き具合は93で、ストラクチャのたしかさで96。時間がたつほど96のほうが良くなってきた。 1995 Cote-Rotie La Landonne マイ持参品。ここまでは全部当たり。セラーの最下段に入れていたのと、リリース当初は固かった印象があるので、少々不安になりながら飲んでみる。 抜栓当初は少し閉じ気味。ほかのワインとは異なりシラー100%のためか、乾いた土っぽいニュアンスがある。時間がたつとともに開いてきた。まだタンニンが残り固い部分があるものの、マイナスファクターではなく、いいビンテージならではの見事なストラクチャ。うーん、すばらしい。 共通点は、うねりを伴った酒質のなめらかさ。そして続けて飲んでみると、だんだん直径の大きい打ち上げ花火を鑑賞しているよう。はじめは1本目がいいかなと思ったけれど、2本目が開いてくるとそちらに興味が引かれる。2本目がいいなと思ったら、最後には3本目といった様子。 若いながらも95はビッグビンテージらしいポテンシャルを見せてくれた。とはいえ、どれが好きかは何を重視するかによると思う。終了間近の95ランドンヌはすばらしいと思いつつも、93ムーリンヌの芳香豊かな香りにも引かれてしまう。 こういうワインを飲んでしまうと「濃い」とか「薄い」なんていうチープな論争がバカバカしくなってくる。 飲みごろのギガル・コート・ロティ三兄弟(姉妹)はあまりないけれど、一度は経験してみるべきワイン。 ギガルのコート・ロティ ラ・ムーリンヌを探す> ギガルのコート・ロティ ラ・トゥルクを探す> ギガルのコート・ロティ ラ・ランドンヌを探す> 今回はいずれも高価で手を出しづらいけれど、買いやすいのは93のムーリンヌ。楽天の最安値は\31,500。もし同じコンディションならば十分満足できるはず。 [1993] コート・ロティ ラ・ムーリンヌ ギガルCote Rotie la Mouline Guigal 気が向いたら投票お願いします→ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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