テーマ:ワイン大好き!(30872)
カテゴリ:お酒イベントいろいろ
恵比寿のワインマーケットPartyでリッジのテイスティングイベントがあったので行ってきました。
カリフォルニア派では無いので、自分から進んでニューワールドの試飲会には行かないのだけれど、昨年徳島のリッジホテルに泊まったのと(そのときのブログ)、リッジの黒川信治さんが来るので参加することに。 黒川信治さん。普段は大塚食品でワインを売っているけれど、カリフォルニアのリッジには頻繁に行くだけでなく、醸造を手伝っていた時期もあるとのこと。 リッジについては、↓のリンクが詳しい。一時期は日本のビールメーカーがたくさん投資していたカリフォルニアだけれど、そのほとんどが撤退。それらと比べる、単なる商売として関わっていない姿勢が素晴らしい。それと先見の明があったのは、世界から尊敬を受けるポール・ドレイパーを擁していたことは大きい。 ・RIDGE VINEYARDS公式サイトコラム ・東洋経済ONLINE 名門ワイン「RIDGE」と日本を結ぶ深すぎる縁 ・リッジの大塚製薬は理想のオーナー? ヨーロッパのワイン業界向けイベントに行って「大塚の」と自己紹介してもみんな知らないけれど、「リッジの」と言うと、「ポールは元気か?」とあいさつされるとのこと。ポール・ドレイパーが著名であることは知っていたけれど、知的なイメージがあるらしい。調べてみると、スタンフォードで哲学を専攻とのこと、なるほど。また日本でリッジの露出が多くないのは、最大でも生産量の5%しか輸入しないという契約があるから。 今回の試飲アイテムはこちら。 Chardonnay Estate 2016 しっかり目の樽香、酸も十分あり、若さ満点。ムルソー的な雰囲気。 Monte Bello Chardonnay 2012 こちらは少し熟成が入ってだいぶ落ち着いた雰囲気。どちらも夏向きのワインでは無いかな。個人的にはEstateで十分。 Cabernet Sauvignon Estate 2013 Merlot Estate 2012 カベルネと比べると、メルローは一段落ちる印象。 そして看板畑のリットン・スプリングスとガイザーヴィル。ともにジンファンデル100%では無く、プティシラーやカリニャン、ムールヴェードルなどもブレンドされている。基本的には混植で栽培。両者の一般的な違いは、リットン・スプリングスのほうがプティシラーが多めなのでスパイシー、ガイザーヴィルはカリニャンが多めで樹齢が古い木が多いので凝縮感がありエイジングポテンシャルがあるとのこと。 昨年自宅で2013の水平をしたときには圧倒的にリットン・スプリングスだったのだけれど、今回はどうなのだろうと楽しみながらテイスティング(そのときのブログ)。 Rytton Springs 2014 エレガント。リッジがスゴいのはアメリカンオークなのに、ミルキーさが無いこと。フランスのもつ美しさとは違うけれど、ジンなのにエレガントを両立させている。 Geyserville 2015 2015年は50周年記念ラベル。昨年飲んだ2013年とは全くの別物。そもそも前回はコンディション不良ボトルだったのではと思うほど違う印象。事前の説明通り、古木らしい凝縮感はありながらも、けっしてやり過ぎていない。リットン・スプリングスも魅力的だけれど、熟成させるならばガイザーヴィル。 Montebello 2013 パーカー100点を取った2013年。シルキー&エレガント。黒川さんも「この2013年はいい出来だと思う」と言うように、複雑さとエレガントが両立。いま飲んでウワーと思うほどの驚きは無いけれど、バランスのよさが光るビンテージ。 昨年リッジホテルで飲んだ2012年は、酒質の強さとアメリカンオークが気になったけれど、この2013年とはまったくの別物。あのとき2013年も選べたのに、それを選ばなかったことが悔やまれる。 今後のためにガイザーヴィルとモンテベロを抑えておきました。 リッジのワインを楽天で探す
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最終更新日
2018.08.13 02:36:21
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