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カテゴリ:勤務日誌
久しぶりの更新です。痴話ばなしのようになって恐縮ですが日記なので書きます。
と言いますのも、司法書士登録をめぐって問題が発生をしましてね。結論から言いますと、現事務所における登録はやめることにしました。ということは、近々事務所を変わって登録するか、独立開業するかということになります。 本職は法人をつくるということで私を雇ったのですが、無資格のベテランの方々は気に入らないらしいのです。あるとき銀行の依頼で法律文書を作成したのですが、若い無資格のベテランの方が自分のつくったものに従えと命令してくるのです。司法書士でさえ法律判断権が認定考査を通じて最近与えられたものであるのに、何らの資格も有しない人がつくった法律判断を要する文書に簡単に従うわけには私はいかなかったのです。 しかも、法律用語の意味が分かってないな、と感じるような文書を私の責任において提出することはできませんでした。確かに登記手続の経験は豊富で教えていただくことも多いのですが、その方とかは、司法書士という看板で仕事をしている業界なのにも関わらず、資格というものをなめすぎている発言が鼻につく人です。 私は、資格を有することと仕事ができるということとは、密接に連関性があるとの意見を持っていますし、今の職場でも立証してきたつもりだったのです。資格の取得、試験の合格というものは、試験日という期日において、国というお客に対して、依頼された9割の得点という仕事をやれたのかどうか、どんな事情があるにせよ、不合格というのは、その仕事を収めることができなかった証以外の何物でもないはずなのにそのことから目をつぶろうとする傾向が補助者のベテランには多いのが残念でなりません。 私の事務所は、古い年配の司法書士本職がいる事務所で、本職以外登録者を雇った経験が無い事務所でありますので、司法書士法人化にあたっては以上のような軋轢が発生することを身を持って体験することができた次第です。 私が登録すると話をしたときに、うちの事務所で肯定的な意見を言ってくれた人がいなかったのは誤算でした。これまで何人も有資格者が毎年のように辞めていった理由は、事務所の体質にあるようです。 本職の姿勢が変わらない限り、今の事務所を近々辞めて登録します。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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