あと10年・・・。
小諸から帰ってきました。 ダンナの幼馴染みのご夫婦として知り合いになってかれこれ10年ちょっと。 今は高3と大学2年生のお子さん達が、当時ちょうど今の長男と次男の歳でした。 何となく感慨深いものがあります・・・。 今はこんなに子どもたちにもみくちゃにされて、早く手がかからなくならないかなあ、静かな時よもう一度!と切に願っている私にとって、同年代なのにもうすっかり子育ての手が離れたご夫婦を見ると、本当にいつかこの日が来るのか!?と不思議な気がします。 でも、あと10年でこうなるはずなんです・・・我が家には3人目もいるので、もうちょっと時間がかかりそうですが。 「今が一番充実している時よ」と、そのお宅でもお隣のご両親のお宅でも言われました。 時々、私って子供が嫌いなのかなあ、と思うことがあります。 ごはんの食べこぼし、特に素足でごはん粒を踏むのにうんざりしたり、 甲高い声の果てしなく続く兄妹げんかに耳をふさぎたくなったり、 こっちは汗だくで掃除洗濯しているのに、おもちゃや本を片づけもしないでのうのうと寝ころんでくつろいでいる姿にぶち切れそうになったり。 これが充実している時ですかぁ?!と納得いかないことしきり。 そのお宅には、犬が3匹、猫が1匹います。 今の私には、ネコ1匹ですら、とても考えられない。 でも、奥さんは言うんです。「子供に手がかからなくなったら、絶対欲しくなるって」。 確かに私は動物嫌いではありません。 でも、子供が巣立って(まだ同居しているにしても手がかからなくなって)やっとマイペースで動けるようになって、わざわざ手のかかる小動物を飼いたいと思うかなあ。 ちなみに子どもたちは、小川で遊んで田圃でカエルやトンボを捕まえて、軽井沢で犬と一緒にお散歩をして、夜は満天の星空の下、優しいお兄ちゃんやお姉ちゃんと花火をして、広い温泉にもたっぷりつかって、最高のリゾートを楽しんでました! うちは夫婦共に首都圏育ちで実家も近いので、まるでここが田舎のようです。 ご主人がうちのダンナと幼馴染みだと言うだけなのに、まるで身内のようにすっかりお世話になってしまいましたが、こちらはどれだけお返しが出来るんだろう。 東京に足を伸ばして来ていただいても、泊まってもらう場所もないし。 手作りのおみそや畑で取れたじゃがいもを山ほどいただいたのに、こちらから送れるのは、どこにでもある味気ないデパートの品だけ・・・。 都会者は結局、持たざる厄介者だなぁ。 食糧危機になったら、真っ先に全滅するんだろうな。 時々、本気でIターンしちゃおうかな、と思うことがあります。ダンナも半分はその気があるみたい。だけど、ヤワな都会育ちで、昔ながらの土地に馴染んでしっかりやっていく自信がないし、子どもたちも今の場所がふるさとになりつつあるし、やっぱり二の足を踏んでしまいます。 高速道路が混むので、夜9時過ぎに向こうを出て、夜中に到着しました。 狭くても無味乾燥でも、やっぱり見慣れた風景、住み慣れた我が家に戻るとほっとしました。