ここに書いて良いものかどうか迷ったのですが、
思いがけないパパさんの肺炎がどういうものかを
書き留めておこうと思います。
特に風邪の症状も無かったパパさん。
それがどうしていきなり高熱が出て肺炎の診断だったのか。。
「レジオネラ」という言葉を聞いたことがあると思います。
通常、土壌や水溜りの中で繁殖する菌です。
数年前から、温泉施設などでこのレジオネラ菌による集団感染が報告され、
重傷になれば高い死亡率であることが知られています。
レジオネラ症には、肺炎型の「レジオネラ肺炎」と、
比較的軽症の「ポンティアック熱」があるのですが、
パパさんの場合は5/1再診の際、レントゲンと尿検査、血液検査の結果、
「レジオネラ肺炎」と診断されました。
レントゲンの影はかなり濃いもので、尿検査で「レジオネラの疑い有り」と
わかったからです。
レジオネラ肺炎は、レジオネラ属菌で汚染された微粒子状の水滴を
肺に吸い込むことで感染します。
人から人への感染はありません。
感染源として知られているのは、
温泉施設の打たせ湯やジャグジーなど
汚染された水蒸気を肺に吸い込むことで感染するようです。
大きな施設などにあるクーラーの冷却水塔、
噴水、加湿器、循環式給湯器、循環式浴槽などでも感染する事が有るようです。
医者からも、この10日くらいの間で、温泉施設に行きましたか?と
聞かれましたが行ってないし、原因がわからないのです。。
それに、本来は、乳幼児や高齢者など免疫力の低い人には感染しやすい病気
と言われていますが、我が家のパパさんはお酒、タバコは飲みますが、
体力には自信がある人です。
熱が出た前の週は、三重まで日帰りの仕事が何日か入っていたから
疲れが溜まっていたのでしょうか??
レジオネラ肺炎と診断されてからのパパさんの病状ですが、
3日間は熱が引かず、40度前後を行ったり来たりの状態でした。
最初は熱と酷い頭痛だけだったのですが、入院してから咳も出始めました。
はぁはぁと、呼吸がだいぶ苦しそうでした。
吐き気は全く無く、食欲は有りました。
面会に行ったときは、しっかり話を出来る時と、
言葉がうまく出てこない時もありました。
カーテンに向かって手を伸ばしたり、幻覚もあったのかも。
レジオネラ肺炎の怖いところは、普通の肺炎と同じ治療(薬)では
まったく効かないことです。
適切な治療が行われないと手遅れになる確率が高いのです。
パパさんの場合は、最初に具合が悪くなった4/29に、
休日診療を行っている病院に行きましたが、その日は点滴と薬を貰って帰宅。
翌日(30日)仕事に行き、熱や頭痛が続くので、5/1に同じ病院に再診。
このときレントゲン、尿検査、血液検査をして「レジオネラ肺炎」がわかりました。
(医師は保健所に連絡。)
休日の為、肺専門の医師がいないので、今入院している病院を紹介して貰いました。
入院4日目から徐々に熱が下がり始め、24時間だった点滴も3時間おきになりました。
心電図や酸素がどれだけ取り込まれているかも常にチェックされていましたが、
これらも今日外れていました。
担当医の話では、来週中頃には退院できるみたいです。
「レジオネラ肺炎」は、女性よりも男性の方がかかる確率が高いそうで、
その中でも飲酒、喫煙している人は要注意です。