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天然石が好き* 徳永さんが好き

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2011.06.25
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3.11 の震災以降、日本人の価値観は変わってしまったのではないでしょうか。


どういう風に変わったかは、人それぞれで、
あるいは全く変わらない人もいるかもしれないけど、

でも何かを変えなければ、この先乗り越えていけないような気がしてなりません。


私が子供の頃、日本は高度成長期で、
日本という国に子供ながら、期待も誇りも持っていた。

就職も第二次オイルショックという不景気に見舞われたものの、
それでも、そんなに苦労しなくても、そこそこの企業に就職出来たし、
転職も、それがステップアップに繋がる事もあった。


今の若者達はどうなんだろう。
この国の未来を思うとき、どんな感情に襲われるのだろう。

先日、堀江氏が収監されるニュースをテレビで観ていて、
ライブドアの社長だった頃、マスコミにやたら露出していた華やかだった時代の
彼を思い出した。

時代の終焉の象徴のような人物だとも思った。


価値観を変えると言っても、つつましく質素になりすぎては、
日本の経済はますます下降の一途を辿るだろうし、
今までどおりの生活や消費をする事がベストだとは思う。

でも震災から100日が過ぎ、未だに先の見えない現状を思うと、
震災直後の時の想いとは又、別の感情が湧いてくるのです。

 

  「  東京都江東区~  夢の島バラードよ~」  で始まる、

         ザ・クロマニヨンズの  「夢の島バラード」
 

名曲です。  泣けてくるというファンが多い。  

私も何度もリピートしてしまう大好きな曲です。

 

その昔、ゴミの島と言われた 「夢の島」


   「夜の闇にあり    朝の光になし   夢の島から吹く風にあり」

  「冬の枝にあり  春の宴になし   バラードにあり   今ここにあり」

 

 

人生に勝ち負けがあるとしたら、


           それは、    「富であるか 貧であるか」

                                    「上流であるか 下流であるか」

そういう風な価値観の中で日本は戦後、突っ走ってきたのかもしれない。

 

この歌は 「 貧しくあれ」  と唄っているのではないと思う。


  「ビリ ビリ ビリ  うそでなし ビリ」

  「ビリ ビリ ビリ ビリ  ゴミであり ビリ」


と、 嘘じゃないよ、ビリでゴミなんだよ と唄っている。

それが、ありのままの 君であり僕だよ。

でも誰だって、ビリでゴミ呼ばわれする人生で終わらせたくない。

だから必死で戦ってきたんだ。

でも努力しても報われず、落ちるしかない人生だってある。

人生が不公平であることは、誰だって気づいている。

 

  「今夜 夢の島  ムード悪くなし  スケジュールなし   ただ ここにあり」

 

ビリであり ゴミであるけれど、 ここに吹く風もそう悪いものでもない。

諦めでもない、達観でもない、 

ただ、今、  ここにある自分を認める事の清々しさ。


この唄に 優しさを感じて泣けてくる。
改めて、甲本ヒロトは天才級の詩人だと思う。

 

どん底まで落ちれば、もう底はない。 怖いものもない。

あとは上を向いて這い上がるだけ。

ひとりでは這い上がれなくても、みんなとなら、 なんとかなる。

小さな島国だもの。  大好きな日本。

幻想かな。  そうは思いたくないです。

 

    ( この唄の解釈は、 私の勝手な解釈に過ぎません。)

 

 









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Last updated  2011.06.26 10:05:10



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