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カテゴリ:ザ・クロマニヨンズ
私が子供の頃、日本は高度成長期で、 就職も第二次オイルショックという不景気に見舞われたものの、 今の若者達はどうなんだろう。 先日、堀江氏が収監されるニュースをテレビで観ていて、 時代の終焉の象徴のような人物だとも思った。 価値観を変えると言っても、つつましく質素になりすぎては、 でも震災から100日が過ぎ、未だに先の見えない現状を思うと、
「 東京都江東区~ 夢の島バラードよ~」 で始まる、 ザ・クロマニヨンズの 「夢の島バラード」 名曲です。 泣けてくるというファンが多い。
その昔、ゴミの島と言われた 「夢の島」 「夜の闇にあり 朝の光になし 夢の島から吹く風にあり」 「冬の枝にあり 春の宴になし バラードにあり 今ここにあり」
人生に勝ち負けがあるとしたら、
「上流であるか 下流であるか」 そういう風な価値観の中で日本は戦後、突っ走ってきたのかもしれない。
この歌は 「 貧しくあれ」 と唄っているのではないと思う。 「ビリ ビリ ビリ うそでなし ビリ」 「ビリ ビリ ビリ ビリ ゴミであり ビリ」 と、 嘘じゃないよ、ビリでゴミなんだよ と唄っている。 でも誰だって、ビリでゴミ呼ばわれする人生で終わらせたくない。 だから必死で戦ってきたんだ。 でも努力しても報われず、落ちるしかない人生だってある。 人生が不公平であることは、誰だって気づいている。
「今夜 夢の島 ムード悪くなし スケジュールなし ただ ここにあり」
ビリであり ゴミであるけれど、 ここに吹く風もそう悪いものでもない。 諦めでもない、達観でもない、 ただ、今、 ここにある自分を認める事の清々しさ。
どん底まで落ちれば、もう底はない。 怖いものもない。 あとは上を向いて這い上がるだけ。 ひとりでは這い上がれなくても、みんなとなら、 なんとかなる。 幻想かな。 そうは思いたくないです。
( この唄の解釈は、 私の勝手な解釈に過ぎません。)
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Last updated
2011.06.26 10:05:10
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