パコと魔法の絵本

昨日、タイフェスに行った後

親子で、ずっと見たかった『パコと魔法の絵本』を

ようやく見に行ってきました。

この映画の告知を見てからずっと狙っていたんだけど

私や子供たちのタイミングがなかなか合わなくて・・・

ようやく見に行けたって感じ。

シネコンの個別スクリーンに入ると

木村カエラ　with　包帯バンド『A Song For Paco』曲が流れていて

この曲が、むっちゃかわゆくて、良いんだよね

ストーリーは、とある青年を訪ねてきた老人が、

青年の家にある古びた仏壇から、絵本と仏壇の主の遺影を見つけるところから

始まる。

この遺影の主、大貫は、周りのみんなが煙たがる、意地悪なくそじじぃ

大貫は、変な人たちが集まる病院に入院していたが

そこに毎日同じ絵本を読んでいる少女パコと出会う。

パコはまだ9歳だけど、記憶が1日しか持たない。

そんなことも知らずくそじじぃの大貫はパコをぶってしまう。

次の日もパコは大貫にぶたれたことも忘れて絵本を読んでいたら

大貫がパコの頬に触れて・・・・するとパコは

「おじさん、昨日もパコのぽっぺ触ったよね?」

昨日のことなど何も覚えていないはずのパコは大貫のことを

覚えていたのです。

大貫は、こんな天使みたいに心のパコに何かをしてあげたいと想い

初めて涙します。

そしてパコのためにできることを思い立って・・・・




見ていて思い出したのは、シェイクスピアの「リア王」だった。

私、小学校の時「リア王」のコーデリアを演じたんですが

この「パコと魔法の絵本」は元々舞台だったんですよ。

「MIDSUMMER CAROL ガマ王子vsザリガニ魔人」

初演は2004年。

この原作に感動した、「下妻物語」、「嫌われ松子の一生」の中島監督が

映画化した話題の映画。

贅沢なキャスト、迫力あるライブ感のある舞台のような、

そして、一癖も二癖もあるあくの強いキャラクターたち。

全部が魅力的で、実写とCGの融合した映画は本当に増えてきたけど

あぁ、パコちゃんにはこんな風に世界が見えているんだなと実感する。

映画の中盤あたりから、

とにかく「やられたぁ!!」って感じで涙が勝手に出てくる。

そして、最後に

「えぇーーーーっ?!
そんなどんでん返しが?!!!!!」

そのどんでん返しに、我が家のお嬢、大泣き!!

とにかく、極上の舞台を見た爽快感を感じました。

いゃー、良い映画を見たよ。

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