カテゴリ:仕事
今日は久しぶりにいい天気です。暖かい。なんだか、気持ちがなごみます。
なんだか、この1週間は仕事がいまいちはかどらない1週間でした。 駄目だ、駄目だ、と思いつつ最低限のことしかできませんでした。 私のブログに来ていただく方は、主人の方も来て下さる方が多いので、知っていてくださるかと思いますが(知らない方は蔵元日記の社長編に行ってみてください)つらかったです。 彼のことを書くとやっぱり泣きたくなるのであえて書きません。 誰かを失ったり、離れてしまったりした時に思うこと、学ぶことってたくさんあります。 それが突然訪れた場合、思いもかけないでいた場合余計考えることが、たくさんあります。 いくらかか、気持ちを切り替えれるようになった今、思うのは人との絆です。 多分、どんなありとあらゆる悲しみも1人だったら乗り越えてはこれなかった。とあらためて思うのです。 昔に比べて泣くのが上手に出来ないでいるのですが、上手というか、我慢できちゃうんですね。若い頃よりいくらか・・・・・けど、喉につまるものがあったり、胸の中がパンパンになってくるのですが、泣けない。泣いてしまえば楽になるかもしんないのに、我慢してしまい、喉もとが苦しくって、苦しくって。 けど、なんかの拍子に出てきてしまって、涙が。 主人のとなりに仕事をやるため行った時なんだろうけど、なんのタイミングでも話してる時でもなくって、主人がいてくれたから泣けたのではないかなと・・・・・ 葬儀の帰りも2人で一言も話さず、帰ってきたのだけど、そんな風にいられるのも主人だけだろうと思うのです。気を遣わないでも黙ってこれる、そういうのって、この人以外いないなーと、思ってみたり。主人も話したくないだろうし、私もそんな気分でもなかったし、けど他の相手だったら話さなくちゃいけないし、なんていうのか、同じ思いを抱ける相手がいるのはやっぱり幸せです。 私は4年程前に実家の父を事故でなくしてしまいまして、その時は主人には絶対わからないだろうと思ったのです、私の気持ちは。主人は主人で相当落ち込んだろうし、ショックであったと思います。けど、娘の私の気持ちはやっぱり分らないだろうと・・・・・ しかし、私には兄と弟の2人の兄弟がいて、兄弟なら分ってもらえる、兄弟にしか分らないだろうっていう、絆を産まれて初めて感じたときでした。それは、悲しみの中で唯一幸せに思える心の気付きでした。本当に兄弟がいて良かったな、と。そんな兄弟をくれた父ちゃんに感謝!って感じでした。あの頃、兄弟が一番の支えでした。その位、気持ちを分かり合える存在は、必要であり、大切なものなのです。 一緒に働いていた仲間は仲間の、友達は友達の何らかの共通の想いがあるからこそ、乗り切れるのです。 私は、従業員の人とはまた、違うところで今いなくなった彼と接しているし、ましてや蔵内で働いて一緒にご飯を食べたり、長い時間一緒にすごしてきたわけでもないので、接する頻度的には、少なかったと思うのです。だからこそ、こんなつらい時でも、黙々と酒を造り続けてくれる蔵人。思い出が多いはずの人達が、一生懸命働いてくれてること。蔵人以外の従業員達もそれぞれに色んな、彼への想いを抱きながらも、笑って接客していてくれたり、色んな作業をこなしていってくれているのに、本当に感謝してます。そんな人達のおかげで、私は頑張ることが出来ます。ありがとう。 本当に人は強いものです。どんな悲しい状況がおきようとも踏ん張って、毎日を過ごしていきます。けれど、1人でいたなら絶対乗り切ることはできないのです。 子供がいるから、家族がいるから、友達がいるから・・・・・あの人がいて、この人もいてくれるから頑張れるのです。大切なものばかりです。 こんな風に考えれたのも彼のおかげです。ありがとう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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