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テーマ:闘病日記(4013)
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地元に障害を持ったお友達がいる。 友達と言っても私より10歳近く年上なんだけど・・。 77歳のお父さんと76歳のお母さんがいて、彼女は生まれたときから 手と足が麻痺していて言葉もうまくしゃべる事はできなくて。。 でも手足が不自由と言うだけで電動車いすに乗って電車で職場に一人で通えるし 心がすごく純粋で前向きで本当に素敵な女性なんだ。。。 彼女を赤ちゃんの時から今までずーーっと介護してきたお母さんは 彼女を守って今まで本当に苦労されてきたんだよね。 腰も曲がって一回りもふたまわりもちっちゃくなっちゃった(ーー;) お母さんの足が最近めっきり弱くなって 彼女をお風呂に入れたり 負ぶったりする事ができなくなったので 彼女は去年から家を離れて私設に入った。 76歳になってまで本当によく介護されてきたよね・・。 お母さんの愛情は 本当に深くて・・。 彼女の荷物を私設に届ける時 彼女のタオル1枚1枚にお母さんの手縫いの刺繍が入っていた。 目印だって。。 彼女の持ち物一つ一つに両親の愛を感じた・・ お母さんから離れた彼女は すごく不安で毎日のように私にメールが来てた。 時間が空けば 私も彼女の私設に行って激励したり私に出来る事は何でもしてきた。。 お母さんとお父さんの介護を受けて今まで本当に幸せに生活してきたんだけど 年老いてきた両親を見てると 彼女も親元を離れて私設で頑張るしかなかったんだよね。 そして私設での生活も1年たって。 彼女は 施設の中でもいつも笑顔で明るくて ホント輝いてる人で。。 それが 2週間前、突然お母さんが高熱を出し、ベットから起きられなくなった。 食欲もないと聞いたので お粥を届けたり、おかずを届けたりしてきたんだけど 10日前に入院する事になり 昨日遂に医者から「もう覚悟してください」と言われたという。。 今朝 自宅にいるお父さんのところへ寄ってから お母さんの病院へ行ってきた。 こないだ病院に行った時は まだベットで体を起こしていて 「もう・・体が言う事効かなくて・・もう・・だめかもしれない・・」って 私の手を握って泣いていたんだけど今日はベットに寝たままだった。 起き上がれないようだった・・。 マスクをされて鼻に管を通していた。。 でもお母さんは「ありがとうね。。本当にありがとうね。申し訳ないね・・ 帰りたい・・ だから頑張るからね・・」って。 子供みたいに小さな体で涙を拭いながら一生懸命がんばっていた。 「お母さん。大丈夫だからね・・何も心配しないで・・ 自分の体を治す事だけ考えてね・・。 ゆっくりゆっくり治そうね・・・」って一生懸命励ます事しかできなかった。 お母さんは・・自分の事よりほかの事で 頭の中 いっぱいなんだよ。 施設に残してる彼女の事が気がかりで仕方ないの。。 あれもこれも・・みんなひとりで頑張ってきたお母さんだから。。 だからその重荷を一つ一つ 下ろして何でもあたしに出来る事はやるから 自分の体のことだけ考えようねってお願いしてきた。 お母さんと彼女のために何でもしてあげたい。 お母さんは 娘でもないあたしにいつだって気づかってくれたんだ。 ありがとうありがとうって・・ 御米やら季節の果物やらお菓子やらいつも私の家に届けてくれて・・。 そのお母さんが弱っていく姿なんて 見ていられない。。 涙が出て 止まらない。。 彼女にお兄さんでも妹でも・・兄妹が一人でもいたなら お母さんもここまで心配じゃないんだろうに・・心強いんだろうに・・。。 彼女も体さえ不自由じゃなかったら毎日でもお母さんの病院に行って そばにいてあげられるのに・・。。 お母さんの体を心配しながらも 車椅子で施設にいるしかない彼女は どんなに心細く不安だろう。。 彼女とお母さんは 一心同体で生きてきたんだよね。 すごい絆を感じる・・。 ずっと長年、彼女を負ぶって介護してきたんだもんね。 車椅子で 狭いお母さんの病室に入れないのなら 今度はあたしが 彼女を負ぶってお母さんのところに行って毎日会わせてあげたいよ・・・。 (>_<) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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