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テーマ:戦争反対(1190)
カテゴリ:これもすべて過去
かつて、戦争という出来事があった。 私は地上戦のあった沖縄で生まれ育った。 私の両親は10歳の頃、戦争を体験している。 3人の伯父が兵隊に行き、なくなった。 伯母も看護婦として参加し、なくなった。 両親は防空壕や山の中へ逃げた長くつらく恐ろしい生活だったそうだ。 小学生、中学生の頃、親から、よく戦争についての話を聞かされた。 沖縄の新聞(『沖縄タイムス』『琉球新報』)も反戦記事が多かった。 日常的に基地に関するニュースも多かった。 街にでれば米兵を見かけるし、ジープはよく見かけた。 米軍機は爆音をたて空を飛ぶ。 米兵と国際結婚した友人もいた。(湾岸戦争のときは旦那様が空軍で長期不在となった) 平和について考えさせられる機会が多かったともいえる。 そんな沖縄を離れてから、戦争ははるか遠い遠い出来事になった。 かつて戦争があった出来事を忘れてはいけない というが、 忘れてしまう出来事はある。 戦争を体験した世代の方々も少なくなってくるし、現実感は薄れていく。 沖縄にいた頃、戦争は身近に考えさせられる出来事であったが 沖縄から、はるか遠くに住んでると 平和について考えることは少ない。 しかし、風化していっても 戦争という悲しい出来事、不幸な巻き添えがあったことを忘れてはならない。
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