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テーマ:お金と社会を考える生活(363)
カテゴリ:衣の会
~衣の会研究科~ 富岡製糸場見学会
お天気にも恵まれとても充実した一日でした。 ここを見学するにあたって、事前にこの本 ⇒「日本のシルクロード」富岡製糸場と絹産業遺産群 を読んで勉強しました。説明をしてくださったガイドさんは、とても丁寧に真剣にお話してくださいました。何しろ、みんながノートを出してメモをとって真剣に聞いて、しかも質問もたくさん出て、とても熱心でしたから。 日本の近代化を語るにあたっての歴史の証人である135年前の建造物がこうして残っているということ自体がすばらしいことです。官営時代から民間に引き継がれた後も立派な経営者たちの理念があってこそだと思います。 経営の移り変わり (1)官営時代 明治5(1872)年10月~明治26年(1893)年10月 (2)三井製糸時代 明治26年(1893)10月~明治35年(1902)年9月 (3)原製糸時代 明治35(1902)年9月~昭和14年(1939)年7月 (4)片倉工業時代 昭和14年(1939)年7月~平成17年(2005)年9月 ※昭和62年(1987)年3月操業停止 中でも、片倉の物語には感動しました。 それから、今では日本でたった2つの製糸場のひとつ、碓氷製糸農業組合を見学しました。 働く人の中に外国人が目立ったのがちょっと気になりました。 製糸場というと「女工哀史」を想い浮かべますが、ここ富岡製糸場は「女工哀史の世界」ではありません。むしろ、当時のエリートが師範となるべく優遇され学んだ場所といえるでしょう。労働時間もきちんとし、待遇も良く、福利厚生もきちんとしていた模範工場です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.11.21 00:13:27
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