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テーマ:お金と社会を考える生活(363)
カテゴリ:思うまま
BSドキュメンタリー「穀物高騰の衝撃」
またまたBSですが、衝撃の番組を見ました。 BSドキュメンタリー 穀物高騰の衝撃 BS1 2月2日(土) 午後10:10~11:00 食料自給率39パーセント。トウモロコシの9割、大豆の4割近くをアメリカからの輸入に頼る日本。エタノール産業のバブル的拡大、穀物市場へのファンドマネーの流入で、その状況が大きく揺らいでいる。 この秋、アメリカから輸入された穀物に頼る畜産家の現場では、かつて経験したことのない対応を迫られている。トウモロコシの収穫が史上最高と発表されているにもかかわらず、価格が上がり続けるという異常事態。大量に穀物を買い集めるエタノール工場の建設は今なお続いている。養鶏や酪農農家の中に、飼料価格高騰に耐えきれず、廃業を余儀なくされるケースが増えている。さらにサブプライムショックで大豆の価格上昇に拍車がかかった。 アメリカで急速に進む農の工業化と穀物高騰。そのあおりを受け、根本から見直さざるを得ない状況に追い込まれようとする、輸入穀物を前提にした日本の「農」と「食」。その実態を日本の商社に密着する中でとらえ、より危うさを増す現実を見せていく。 ちょうど、「食育」の授業で穀物自給率について、一生懸命話たのが一昨日。そして、昨晩、この番組を見て、この現実をどうしたら、どう考えたら良いものか・・・・と悩んでしまいました。来週の授業は最終回、「食料自給率アップ大作戦」です。 日本の食料自給率は39%、そして穀物自給率は27%と中学生に教えたところです。穀物のうち、とうもろこしは100%、大豆は95%が輸入です。家畜のえさになるものがほとんどですから、その価格が3倍になったなどというのは、畜産農家に大打撃を与えます。 穀物高騰の原因はバイオエタノール工場の新設。その工場建設には、巨額の投資マネーが注ぎ込まれている。その資金調達のためファンドの説明会が日本でも開催され、すでに2000人以上の個人投資家がバイオエタノール関連ファンドに投資をしているという。 そういう私も銀行にお金を預け、その銀行がどこで運用しているのか・・・?もしかしたら、穀物高騰、遺伝子組み換え推進に加担してしまっているのかもしれない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.02.03 23:34:14
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