古着が支えるパキスタンの自立支援事業
古着が支えるパキスタンの自立支援事業 JFSA(NPO法人日本ファイバーリサイクル連帯協議会)は、古着をパキスタンに輸出し子どもたちの自立支援に役立てる活動を行っています。生活クラブではこの活動に賛同し5年前からよびかけを開始、これまでにのべ10,000人以上の組合員が焼く97トンの古着を提供してきました。古着は日本国内やパキスタンで販売され、その収益がパキスタン南部カラチ市のスラム地域にあるアルカイールアカデミーという学校の運営費にあてられています。(生活クラブ広報誌ジョイエスから抜粋) 6月にこの学校の校長先生が来日した際の交流会にたまたま参加しました。ビデオで現地の学校の様子が紹介され、校長のお話がありました。貧富の差が激しく、ごく一部の裕福な家庭の子は当たり前に学校に行っているようですが、貧しい家庭の子は学校に行くチャンスがありません。この活動により始めて勉強の機会を与えられたことで、無知による貧しさから脱出する手がかりをつかみます。貧しい家庭の子は、あまりお風呂に入っていないので、その子にハエがたかることで、一目瞭然だそうです。 そして、鉛筆を使い込んで使い込んで、持てないくらいの長さになったら初めて長い鉛筆と交換してもらえます。その実際に使った鉛筆を見て、胸がじ~んとしました。ほんとうに3cmにも満たない長さまで使い込んでいるのです。 衣類の送り先や送り方など、詳しくは生活クラブのHPを見てください。地震の支援情報もあります。