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カテゴリ:乳がん
『がん細胞が見つかりました』
5年前の診察室での空気、 主治医の声、 後ろで聞いていた夫の気持ち、 5年経った今でもはっきり思い出す事ができます。 私は、検診したクリニックで 「覚悟しておいた方がいい」 と言われていたので 「やっぱり・・」という気持ちでした。 それから主治医は、 オペの予約、これからの治療日程 をずんずん進めていたっけ。 他人ごとのようにそれを聞いて でも、一人で立ち向かわなくちゃいけないんだな とぼんやりと思ってました。 あの時は、 この先の事なんて考える余裕もなく。 とうてい5年後の今があるなんて思ってもなかったです。 寝る前に 「明日は少しでも笑顔でいられるように」 と毎晩思っていたっけ。 無事オペが終わり 「これで悪いものは無くなった!」と スッキリしたけれど それがどうして、 これからが、病気との本当の闘いだってこと その後じわじわと実感することになるのです。 放射線治療と同時に ホルモン治療が始まり 連携病院へ戻されるという時に 忙しい主治医に、 何度も「ここでずっと診てください」 と掛け合ったっけ。でも相手にされず。 今では、 クリニックまでは車で5分だし、 先生、看護師さんともすっかり気心が知れ やっぱりここでよかったのかもと思っています。 ホルモン治療の副作用は (個人差あります) うつ状態、イライラ、ホットフラッシュ 薄毛、目のかすみ、便秘、関節痛 といろいろありました。 思い切って、人生初のオフ会に参加し 同じ思いの仲間とご縁があった事が、 私にとってとても大きな事だったような気がします。 同じ経験をした人に副作用の辛さや 毎日の不安な気持ちを話すって とても大事だと思います。 今では病気の事を忘れている時間の方が多く。 それはそれでいいのでしょうけれど もう少し、食事、運動に気をつけなければね。 あまり欲張って、あれもこれも焦らずやらない事。 人は人、と割り切る事。 家族を大切にする事。 あの時、真剣に考えた「生きる」という事。 今ではこうしている事が当たり前と思っている。 コロナでも改めて考えさせられているけど 当たり前の事じゃないんですよね。 こんな状況化ですが 感謝の気持ちを忘れずに心穏やかに過ごせますように。 11月で術後まる5年経ちますので 年次検査はGセンターで行います。 ドキドキするなぁ。。。 ポチしていただけたら嬉しいです。 にほんブログ村 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2020.09.11 15:32:17
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