三倍増醸
戦中戦後、米不足で日本酒は量を造れなくなった。そこで酒造はとんでもなく頭の悪い方法を取った。つまり、「水増し」である。といっても本当に水を加えて量を増やすのではなく、アルコール等を使って増やす訳だが。その方法はそれなりに上手くいった。上手くいってしまったので米不足が解消されても低コストで儲かる方法を止めるわけもなく。その結果、「日本酒は不味い」と誰もが認識するようになってしまった。不味い日本酒なんか飲まなくても、酒税法の改正とかで洋酒も安く飲めるようになれば、水増しした不味い酒なんか飲む必要もなくなる訳で。いつぞや日本酒が見捨てられそうになったのは、そういう訳である。と言う訳で。俺はLAWSONの水増しした「毎日果汁りんご」は見捨てる。惜しいジュースを亡くしたモンだ、、、。