「緑」のち「赤」ときどき「紫」

今夜はこれ以外に書くことはないでしょう。

「相棒　－亀山薫、最後の事件－」

シーズン7に入ってからネタが読めてしまう回が多く
イマイチ面白みがなかった相棒。
しかし、今回は面白かった。

シーズン7が始まる前から予告された亀山薫の卒業。
それが今回。
初回スペシャルでもなく、
元日スペシャルでもなく、
最終回でもなく、
シーズン途中の今回で卒業。
相棒らしいよね。
このあとシーズン途中からどうすんだよ？って思うよね。
それを平気でやるところが相棒らしいよね。

どうするんだろうね、実際。

そして更に相棒らしかったのは、
今回だけ見ても相棒の世界観がわかること。
前後編って点は別だけど・・・
元々、相棒のコンセプトとしてあるのは単発2時間
ドラマの中で見てすぐわかるキャラクター性と
ただの殺人ミステリーで終わらせない展開。
けど、そういう意味じゃあえて前後編で2時間にしたのか？

伊丹とか内村刑事部長みたいなキャラクターは
どんなドラマにも出てくるからわかりやすいけど、
一番難しいのは右京さんとの関係。

「相棒」と言うわりにはパッとみ仲良いわけでもない。
今回だけ見たら「何故、相棒？」と思う。
けど、たまきさんからお酌してもらうシーンで
「今まで6人いました。最短で1日・・・長くて1週間・・・」
これまでの状況をしみじみしとた台詞の中でサラリと一言で表現。

亀山くんの告白にいつも通りの態度で握手するだけの右京さん。
けど、小野田官房室長とのシーンで言葉少なくなる右京さんの心境。

などなど・・・今回だけ見ても相棒の世界観がわかるくない？？
相棒ファン故の主観ではあるかもしれないけどね・・・

ただ、卒業とはいうもののシーズン6の伏線もあるし展開としては、
正義のために暴走する右京さんを止めに(加担しに？)帰ってくるのが
亀山薫であることをちょっと願っていたりもする。

次回は毎年恒例となってきた相棒元日スペシャルです。
須らく看よ。