カテゴリ:スーフィズム
先日から、また少し、
気が向くと、スーフィーの寓話を読んでみる。 たまに 禅問答のような感じでよくわからない物語もある。 この間、バスの中で読んでいた寓話のひとつに 非常にながい物語があって、 それを読んでいたら、なんかが ふれた あんまり長いのでここに載せられないけど、 ひとりのダービッシュが導師を尋ねる、 そこには「知恵、売ります」の看板が掲げられている。 ショックを受けたダービッシュは、師に尋ねる。 「持ってきた金をみせろ」師は言う。 有り金全てを出すと、師は「これだと3つの助言にしかならぬ」 と言う。3つの助言を聞いたダービッシュはその助言どうりに生きる。 数々の困難にあいながら、生活をし、信頼と不信の間を思い悩みながらも誠実に暮らす。晩年にやがてその神秘の扉が明かされるのだけれども、それが象徴的に描かれているのがとても印象的なお話だった。 師への信頼への揺らぎと、知覚の扉の微妙な線が描かれている、スーフィー達の間ではよく取り上げられるお話だそうです。 「真理は人間達に自らの姿を現そうと常に努力している」 それを見抜くのはきわめて困難であり、通常の認識力では捉える事ができない。 特別な知覚力を発達させるには、 やはり、それなりの修行がいるのだろう、と しばし思う。 この物語で描かれていた、最後のシーンでは 晩年ちかくになってようやく、自我を乗り越えたダービッシュ。 ようやく師の意図していた意味を知る、それには長い歳月がかかるのかと、 おもいもしたけれど、それも人によるのかもしれないが。。。。 神秘の次元に飛躍するのは、むずかしいようだが なんていうんかな、 少しのシフトで、それは、すでに、そこに、あるものなのかも、 と、おもったり。 この物語には、信頼への明け渡しと 怖れにむかってジャンプすること、など、 多くのことが象徴的に書かれている。 今の自分にとって、なにかがヒットしたみたい。 寓話の感想を書くのは、この次元では非常に困難である、ということ、 それも付け加えて置くね。 今すでに、ここでも その知覚の扉はひらいているかもしれないのに。 あぁ。 うまくいえない。 追伸:あなたは世界で最も悟った人間ですよ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
Nov 4, 2005 12:36:53 AM
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