カテゴリ:スーフィズム
前の日記で書いていた
崖からおちる、というビジョン それは、ほんとうに鮮明に、 起きている状態の私の眼の奥に映し出された映像だった。 眼は開いているのに、はっきりと、色付きで、その映像が見えたのだ。 こういうのも、白昼夢というものの、一種なんだろうか。。。 その崖っぷちでの、下界の様子もいまでも思い出せるほど あざやかで、それは、とても美しいのだ。 はっときづくと、後ろから何者かに付き飛ばされる。 落ちていくその様子にはスピード感は感じられず、 ただ、黒いマントをうつくしくなびかせた、その”存在”の姿が 遠のいていく。 その”存在”の顔はうすい光のベールに閉ざされてみえない。 そのすぐ次の瞬間には、 私は、それは美しい森のなかの木漏れ日にあらわれながら、 鳥の声や、木々のざわめきを聞いているのだ。 けして、おそろしい夢では、なかった。 あれは、、あの”存在”は、いったい、何者であったのか、、、 そればかりが気になっていた。 そして、深く、美しい森の中で 独り、さみしさをかかえながらも、美しいと思ってあたりを見回す。 軽い、後悔の念と、孤独の重み、 そして、もと来た道にまたもどっているのではないか、という 不安。 そんな感情にありながらも、 その森の美しさには、かわりがなかった。 主人と客人達の寓話を読みながら、 私は、それでも、その家具と、部屋の様子を楽しんでいるのではないか、 と、思いもするが、、、 それさえも、今はまだ、判断するのは、やめておこうと思う。 鳥は今はしずかに寝静まる頃。 わたしも、今は、ただ、静かにしていること、それだけ。 Stillness, and silence. あぁ、ちょっと疲れたね。 おやすみね お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
Mar 3, 2006 01:30:28 PM
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