るーさーさんのゴルフ日記

明日は大学の同窓会コンペです。

昨年は葛城でした。

学生時代同級生にＳ木聡君とＳ木淳司君という同姓のクラスメイトがいました。

紛らわしいので聡、淳司と下の名前で呼んでましたが、ある時直ぐに顔が赤くなる聡君を

誰かが「タコ」と呼び始め瞬く間にみんなに広がります。

女の子まで「タコさん」と呼ぶ始末。

学生時代はそれで良かった。

しかし久しぶりに同窓会で会って４０過ぎたおっさんに「タコ」は無いじゃろう、と言う事になり、

みんなで申し合わせて次の日から聡と呼ぶ事にしました。

次の日、タコは異変に気付いたはずである。

昨日まで自分を「タコ」と呼んでいた連中が呼びにくそうに「聡」と呼んでいる（ただ一人を除いては）。

みんな気を使って「聡」と呼んでくれていると感動すらしたはずである。

僕はそのタ　聡と同じ組でラウンドしました。

紛らわしい事に人数合わせで呼ばれた後輩のＳ木厚志ってのもいます。

僕は必死で「タコ」と呼びそうになるのを堪え「聡」と呼び続けました。

かなり苦しい状況の中追い討ちをかけるように大雨が降りもう自分の事で精一杯です。

午後になり大分「聡」と呼ぶ事に慣れて来ました。

みんなも気軽に「聡」と呼んでます（ただ一人を除いては）。

そう、違和感を感じたのは後半も後半、１５番に来てからです。

何と同組のＩ上君はタコの事を「淳司」と呼んでいるではありませんか。

朝からみんなで頑張って「聡」よ呼んでいるのにこいつ一人だけ何を勘違いしたのかず～っと「淳司」と呼んでいたのです。

淳司はちっちゃい奥さんと広島におるっちゅうねん。

タコも思ったはずである、みんな気を使って「聡」と呼んでくれている。

しかし一人だけ気の使い方を間違っているやつがいる。

僕は悩みました、１４番まで「淳司」と呼んでいたのを１５番でいきなり「聡」にチェンジさせるのか。

Ｉ上に間違っている事を伝え、その後チェンジする事に失敗したら、こいつはどうタコの事を呼べばいいのだろう。

チェンジできたとしても違和感はかなり残る。

ましてやチェンジに失敗したら物凄い後味の悪い結果を招くであろう。

仕方ないこのまま「淳司」と呼んでもらう事にしよう。

その後Ｉ上に自分が間違っている事を悟られないようにこっそり「聡」と呼び薄氷を踏む思いでラウンドを終えました。

ラウンドを終えミーティングで結果発表と表彰式をします。

結果を書く紙には名前を書きますがそれを何故かＩ上君が書いたためあろう事か

「Ｓ木（淳）」と書いてるではありませんか。

うわ～、こいつまだ気付いて無いじゃん、て言うか僕が言っとかなきゃいけなかったんじゃん。

タコと分かれた後、帰りの電車の中でＩ上君はみんなからこってりとしぼられました。

さあ明日はそのリベンジマッチです。

みんな正しく「聡」と呼べるようになっているか楽しみですな。