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テーマ:仕事しごとシゴト(23740)
カテゴリ:お仕事のお話
我が法人は日本でも有数の人員を抱えておりまして、歯科医師の数も数十人います。 それ故入れ替わりも激しく面白ドクターに遭遇する機会も多いわけです。 ツモ切りを繰り返すうちにたまに当たるうちに適合する人材を少しずつ貯めていきまして、 最近では大分入れ替わりも少なくなってきました。 元々人を集めるのが大好きな理事長は新しいドクターが入ると嬉々として皆さんに紹介したものです。 だからあっしらも「あれ誰?」って事は一度もありませんでした。 しかし、1年位前から広島のドクター会議に名前を知らないちっちゃなおっちゃんが来るようになりました。 人の良さそうなそのちっちゃなおっちゃんはいつもニコニコしながら相槌を打ってくれます。 この前の強烈な面白ドクターの面白くない話にもちゃんと相手をしてあげます。 ほんとに温厚なお方のようです。 しかし、何故かあっしらは名前を知りません。 多分1年前に入った時のドクター会議で理事長が他にしゃべりたい事があって立て込んでいた為紹介するのを忘れたのではないか。 N村に「あの年配の先生の事知っとるか?」と聞くと「全然知りません」と言います。 配られてくる資料に「O野」と書いてあるので往診専門部にいるO野先生なんだなとは最近分りました。 しかし本人も「わし、まだ紹介されて無い」と思っているはずである。 その後何人か入って来たのでその度に 「わしは紹介されてないのにこいつは紹介されている」 と思っているはずである。 そう思いながらもいつもニコニコと、何の為にもならない会議に出席し続けています。 大体入る前に理事長が 「どこどこで開業していてダメになって今回うちに入る人がおるんよ~」 と前振りがあるもんなんですがそれもないのでどこでどういう失敗をしたかも分りません。 そんな事本人にも聞けんし。 このまま謎の先生として働き続けるんでしょうか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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