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カテゴリ:ヨタ話
最近の登山ブームで富士山は渋滞が起きるほど人気があるそうです。 みんなが登るので結構なめたやつもいて軽装で登って動けなくなったりする人もいるらしい。 山岳救助隊の人が「富士山は4000m近い日本最高峰の山です、なめてもらっては困る」と言われてました。 なるほどそりゃそうじゃ、最近なめてかかって死人が出たりしてるし、そういうニュースを聞くと「馬鹿なんじゃないん?」と思ってました。
ちょっと待てよ、実はあっしは学生の頃富士山に友達と登ったことがありました。 誘ったのは大学で助教授までしたS氏ですが、こいつがまた軽いやつで大分なめたことを言ってました。 それで口車に乗ってあっしはジャージ上下に底の薄いランニングシューズと言うなめ切った格好で登ったんですな。 夜中の12時から登り始めて御来光を見るのが目標でした。 ところが軽いS氏は8合目くらいから気分が悪いと言い出し、デブのブーヤンは「わしは重いからゆっくり行くわ」と遅れはじめました。 軽装のあっしですが、山を登る運動で結構暖かくなるのであんまり寒くありません。 その頃はアスリートな体をしてましたのでゴイゴイ押して途中から間に合いそうに無かったので走る様にスパートをかけ登りきったんですわ。 無事御来光を拝み、皆さんが上がってくるのを待つ間頂上の火口を一周してみました。 そんな大した大きさではないのですぐに一周出来ると踏んでたのですが、空気が薄くて思ったように動けません、それでたったあれだけ歩くのに1時間かかってしまいましたわ。 さて下山ですが、登山は登るより降りるほうがきついと言われています。 そのことは十分承知していたのですが、人が少ないこともあってあっしは走って降りました。 体力には自信があったので押し切れると思ったんですが、7合目半でガクッと足に来ました。 そこからはもう這うようにして降りたのを覚えてます。 考えるとこれ以上ないほど無謀な行動ですな。 ひとつ間違えればあっしもニュースになっていたかもしれません。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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