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テーマ:仕事しごとシゴト(23735)
カテゴリ:歯医者
「他所の医院でもう3回も通ってるんですけど痛みがとれないんです」と言う患者さんがいらっしゃいました。 毎晩拍動的に痛みがあって寝られないのでもう抜いてほしいということなのですが、 「どれどれ?」とまずレントゲンを撮って見てもよく分からず、開けて見て「おっとびっくり大出血」 神経を取るつもりだったんだろうけどただ穴を開けただけになっています。 「どうなってますか?」と聞かれても返答に困ります。 「前医の批判はしない」と言うのが鉄則でして色々とトラブルに巻き込まれるのが嫌なので上手く言いくるめるのですが、 ここまでひどいとどう申し開きをして良いやらわからず、ええいめんどくせえホントの事言ってやるう。と 「神経が全部残ってます、あっしがやりますと今日中に痛みがとれ、後2回で治療は終わりです、今までの所に通っている限り治る事は到底考えられません」 と本心を吐露しました。ついでに「あっしを裏切って他所へ行ったのでバチがあ当ったんでしょう」まで言いそうになりました(笑) 後でスタッフから「何でああなってるんですか?」と聞かれました。 大体の失敗は結果を見ればこうしようとしてこうなったんだねと言うのが分かるんですが、 あそこまで次元が違いすぎると何を意図してどうやってこうなったのか皆目見当も付かない。 「よって、説明のしようもないので現状を伝えるしかなかった」 受付の人に「どこの医院じゃった?」と聞きましたが、「よく分かりませんでしたが、うちとよく似た診察券でした」 「●井(目の前にある後輩)か、●木(裏手にある同級生)ですかね?」 「少なくともそんな現代人がやったものではない」 「年寄りなのでそう遠くには行ってないじゃろう、この近くに妖怪が潜んでいるはずである」 久しぶりにワクワクするようなものを見ました(爆) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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