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テーマ:骨粗鬆症(12)
カテゴリ:お仕事のお話
昨日はとある研修会で市民病院に行ってきました。 骨粗鬆症の薬を服用中の患者に外科処置をする時の話なんですが。 ここで懐かしいI先生を見かけました。 I先生はあっしの10年くらい先輩で、学生の頃はもう指導教官だったのですが、 卒業して4年経った時に働いていた医院に大学からアルバイトに来ていました。 口腔外科で10年以上経験を積んだ先生がどんな抜歯をするか一度つかせてもらった事もあります。 以外と普通で拍子抜けしましたけど(笑) その時の医院で院長がインプラントするのに当時では珍しくCTを撮ってもらってました。 それを事あるごとにいろいろなアルバイトの先生に見せます。 「きっとCTを撮ったのが嬉しくていかたないんだな」 と思ったものです。 そのCTの画像は1枚が5cm四方くらいで、その中に輪切りになった頭骸骨がうつっています。 あまりに小さいので何が何だか分からない。 その自慢のCT画像を見せられたI先生はあろうことか 「これ、なにがわかるんです?」 とみんなが思っていた言ってはならない一言を正直に言ってしまったのです。 すぐそばで聞いていたあっしも「なんて正直な人だろう」と思ったものです。
昨日の研修会ではBP剤の骨内での半減期は10年と教えてくれました。 厚生省のガイドラインでやむを得ず外科処置をする場合3か月の休薬後ということになってます。 そこでI先生の質問です。 「半減期が10年もあるのに3カ月の休薬は何か意味があるんですか?」 またしても正直な一言を言ってしまいました。 これには講師の先生も困って「私もあまり意味はないと思います、ただ気持ちの問題ですね。もともとアメリカの口腔外科学会が発表したガイドラインを厚生省がまる写ししただけなんです」 と答えられてました。 相変わらず正直なI先生に懐かしさを覚えた昨日の研修でした。
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Last updated
2014年06月06日 10時53分49秒
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