☆乃木坂46♪掛橋紗耶香、けがで変わった人生観!芸能界引退後慈善活動も!(日刊スポーツインタビューより)
☆乃木坂46掛橋沙耶香(21)がこのほど日刊スポーツのインタビューに応じ、グループからの卒業と芸能界引退を決断した経緯を明かした。22年8月29日に東京・明治神宮野球場で行われたライブで、パフォーマンス中に一塁ベンチ上の階段から転落し負傷。治療に専念するため休業していた。けがとの向き合い方や心境の変化、メンバーやスタッフへの感謝も打ち明けた。15歳だった18年8月に「坂道合同オーディション」に合格し、「さぁちゃん」などの愛称で親しまれた。休業前はどちらかといえば年少の「妹」キャラのイメージが強かったが、2年ぶりに対面した姿は「お姉さん」だった。スラリとした体形は、以前よりさらにスリムになったようにも見えた。「うれしいです。記事を読んだ皆さんに見ていただくので、この日の取材に向けてダイエットしたんですよ!」。あどけない笑顔は変わっていなかった。「一番好きな食べ物がクロワッサンなんですけど、日々パン屋さんに見に行っては、ガラス越しに眺めるだけで我慢して帰っていました。でも、たまにいっぱい運動した日だけは食べるんですよ。より一層、すごくおいしく感じるんです。フフフ」今月10日にブログで、オーディション合格から丸6年となる8月19日をもってグループから卒業し、芸能界から引退することを発表していた。「けがの治療はほぼ終わりました。日常生活にはもう全く支障がないです。けがした直後に少しだけ入院をして、退院して、そこから通院していました。卒業する日を8月19日にしたいと思ったのもあって、病院の先生方にもお願いして、最近まで病院に行っていました」と明かした。「今はすごいアウトドア派なので。前と変わったんですよ」。普段は大学に通いながら、最近は病院の先生から「気分転換に」と勧められたダンススクールやスイミングスクールなどにも通っていたという。休業中は他のメンバーやスタッフに支えられたという。「メンバーたちとは、休業する前よりもずっと仲良くなったと思います」と表現した。「一番、与田(祐希)さんと会っていました。与田さんとは休業する前あたりから仲良くなって、そこから引き続き。すごく友達みたいに接してくださるので、お家に行ったり、カラオケに行ったりしていました」と告白。「ずっと『一緒に活動したい』『復帰してほしい』って、真っすぐに言ってくださいました」と感謝した。22年2月に加入した後輩の5期生とは、活動をともにした期間は約半年ほど。それでも「後輩も、今では本当にただの友達みたいな感じです。休業する前は、私も変に先輩らしくしなきゃいけないと思って、全くコミュニケーションを取らなかったんですけど…。今ではみんな何でも話せる仲です」と明かした。去年のバースデーライブ3日目、同期の4期生たちの単独ライブでは、遠藤さくら(22)がメンバー1人1人へメッセージを伝える場面があった。掛橋に向けても「沙耶香に無性に会いたくなる日が、日に日に増えていきます。沙耶香は、4期生にとって必要不可欠です」と伝えていた。当時掛橋は生配信でライブを見たという。「さくが1人1人にメッセージを言っていて、最後に私の名前が呼ばれた時、驚きは…なぜかあんまりなかった気がします。ただ、さく(遠藤)の言葉の続きに聞き入っていました。『必要不可欠』って言ってもらって」と述懐。「泣いてくれてる子たちもいて。リハでも、本番でも、泣いてくれていたみたいで。やっぱり私は、すごくうれしく感じたんだと思います」と伝えた。バースデーライブでは、自身のセンター曲「図書室の君へ」も披露された。「『図書室』を、特別な演出でしてくれてたのを見て。乃木坂46の曲って、『ライブで育つ』って言われている部分があって。みんなのおかげで、4期生と4期生のファンの方々に大切に思ってもらえるような楽曲に育ててもらったなって感じました」とうなずいた。その上で「1つ完成したな、って思って。乃木坂46での活動に未練はないなって、思うきっかけにもなったかもしれません」と推察した。今年3月の12周年記念バースデーライブは、会場のさいたまスーパーアリーナを訪れた。「休業してから初めてライブを見に行きました。みんなと会って話しました。『戻って来て』って言ってもらって…」。メンバーたちからは復帰を望まれた一方で、卒業の決意は固まっていったという。「バスラを見た後、私自身活動を振り返ってみて、もう未練はないなって思えたので。卒業を決めました」と説明した。「選抜に入ってファンの皆さんや応援してくださった方々に恩返しをすることとか、もともと乃木坂46でかなえたいと思っていた夢は全てかなえられたと思ったので。次は乃木坂46にいたらかなえられない夢をかなえたいなと思って、卒業を決めました。『まだまだできるな』って思えたことに、意味を感じていて。活動中は『もう無理だ』『立ち直れないかも』って思うことも多かったけど、今はここにいたらずっと続けられるだろうって思えているので…逆に満足したんだなって思います」「みんな、復帰してほしいと言ってくださっていたので。でも、最終的には自分の意思で卒業を決めました」と、納得したような、晴れやかな表情を見せた。「けがの完治を待たずに、顔を出さないまま卒業するっていう方法もありました。でも私は、2年かかっても、元気な姿を見せることで、ファンの方々にこれまでの感謝を伝えられたらいいなと思っていました」と言葉に力を込めた。「完全には傷痕は消えないですが、でも私のできることは精いっぱいしたいと思いました」と真っすぐな瞳で伝えた。「今回卒業を決めて、この取材や、撮影も、全部私のしたかったことで、スタッフさんに相談してかなったことなので。悔いなく、幸せな気持ちです」ときっぱり。卒業日の8月19日には、事前に収録した卒業セレモニーをYouTubeで配信する予定という。多くのファンが復帰を待ち望んでいたことも理解している。「皆さんも悲しい卒業だと思わずに、悔いなく終われたらいいなって思っています」と呼びかけた。卒業後は芸能界から引退する。「引退後は、海外に行ったり、慈善活動をする予定です。まだ詳しく決めてはいないんですけど、ただもう等身大の私で生きられたらいいなって思います。芸能界にも未練は全くないです」と言い切った。10年、20年後の展望を聞かれると、両手でおわんを作るようなしぐさをして、独特の表現で答えてみせた。「両手に収まるぐらいのものだけ持っていたいです。幸せも、責任も。全て両手に収まるぐらいだけあれば。自分で持てるぐらいのものだけある30歳になっていたいです」と願った。「人生観、変わりました」と強調した。「考え方も性格もすごく変わりました。明るくなったし…。けがをしたことで心配してもらうこともあるんですけど、むしろ私にとっては必要な過程で、もっと成長するための1つの機会だったと思っています」とポジティブだ。「むしろ、ライブに関わってくださった制作スタッフの方々や、ライブを見に来てくれていた方々のことを心配していました」とも話した。昨年4月にはブログで「転落した時に顔の一部を骨折して、2箇所に裂傷の怪我をしました。また、歯も1本抜けて、周りの3本は折れて、神経の機能を失いました」と傷の詳細を明かした上で「縫合した傷跡を目立たなくするための治療、歯の治療、表情筋のリハビリ等の治療中です。病院の先生方も優しくて、乃木坂のスタッフの方々も全力で支えてくださってるので、このまま引き続き完治に向けて頑張っていけたらうれしいです」とつづっていた。「通院する中で、先生から『もっときれいに治したいと思っています』って伝えてもらって、私が『ここまでは治るだろうな』と想像していた以上に、全力を尽くして向き合ってくださったので。今も傷痕はありますけど、むしろチャームポイントだなと思っています!」乃木坂46は今月、結成13周年を迎える。グループを支えてきた1、2期生は昨年全員卒業したが、現在は3、4、5期生が日々奮闘し、日本を代表するアイドルグループとしての人気を維持している。「4期生は私のいない間に、すごく頼もしくなっていて。5期生の子たちは4期生とは違って結構先輩たちにグイグイいけるタイプだと思うので、もうすぐ入って来る6期生たちも合わせて、みんな仲良いままで、助け合って頑張ってほしいなって思います」とエールを送った。現在はドーム&スタジアムクラス「真夏の全国ツアー2024」開催中。8月24、25日にはバンテリンドームナゴヤで、9月2~4日には東京・明治神宮野球場でのライブを控えている。「私にはもう、みんな十分すぎるほど頑張っているなって思います」とメンバーたちを気遣った。「きっと卒業してもみんなと仲良いと思うし、特に5期生の子たちは先輩後輩ではなくなって話せることも増えると思う。話を聞くくらいならできると思うので、ずっと仲良い雰囲気が続いていけばいいなと思います」とほほ笑んだ。18年に4期生として加入してからの6年間を振り返り、「激動でした」と苦笑した。「私自身多感な時期だったというのもあって。環境的にもすごく特殊だったし、短いようで、濃い6年間でした。長く感じます。良い思い出も、つらい思い出も、どっちとも言えないようなことも、本当にたくさんいろいろありました。思い出でいっぱいです。大変だったけど、間違いなくこのグループにいられたことは、とてつもない経験値になっていると思います。乃木坂46に入って良かった、と思ったことですか? いっぱいありすぎますよ(笑い)」オーディションから丸6年の8月19日をもって、アイドル人生にピリオドを打つ。「ちょうど6年で、という思いがありました。芸能界からも引退してしまうので、本当に最後の最後だと思います。悔いのないように、みんなとの時間を大切にして過ごしたいです」とほほ笑みを浮かべた。「暑いので読者の皆さんも夏バテに気を付けて過ごしてください!」と呼びかけていた。