子ども心の変化がわかる
うちの塾では毎回作文を実施している。さて、今日はある生徒の日記を紹介しよう。この日記の作者は過去に何度か登場している中学2年生のS君である。題目は「勉強」だ。---------------------------- 勉強とは、自分でやるものだ。人がやっているのを見ていても自分のためにはならないし、自分からやってこそ意見があるものだと思う。 意味勉強は物を考え、将来に役立てる必要なものだと思うが、僕ははっきり言って勉強はあまり好きではない。体を動かすほうが好きだ。前は宿題が出てもやらなかったり、宿題以外の勉強はやらなかった。でも、今は宿題も宿題以外の勉強をやるようになったし、 も塾にも来ている。でも僕は全部が必要なことだとは思わないし、どれが必要なのかもわからない。でも自ら自分のためにやらなければならないのが勉強だ。勉強はいやいややるのではなく、自分が自分のためにやるのが勉強だと自分は思っている。---------------------------この生徒、国語のテストの点数は、17点成績(5段階評価)は、完璧の2だった子である。誤字脱字は多いが、正直僕はこれを見て驚いた。と同時に、単純にうれしかった。S君の入塾当初は、・落ち着きがない・授業中に鼻歌を歌う・忘れ物の常習犯 など多数と実に酷かった。 英語では、まーったく文法の知識がない。単語を知らない。「私は彼女と一緒に遊びます。」をI She with friend. →動詞は何処へ!?と書いていたぐらいだ。(ちなみに、friendすら書けなかった)もちろん他教科も同じぐらいのレベルだった。小学生の頃も含め、塾に来るまで、まったく勉強をしてこなかった子である。しかし、最近彼の中で何かが変わり始めているのがわかる。この書いた作文の内容をどこまで理解しているのかは別として勉強を自分自身のこととして受けとめて、やってくれていることに、僕は感動した。頑張れ、S君!!