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2006年02月03日
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ヨーロッパに行く前に、私が尊敬するある業界の大先輩から、「ブログを始めました」というメールを頂いた。

そのブログが、こちら。「インパナトーレ~Impanatore Kubozoe~」である。

ファッション業界以外の方、そして、ファッション業界で働いておられる方の中でも、「インパナトーレ」という言葉は、まだまだ耳馴染みがないかもしれない。

窪添さんご自身がブログの副題にも書いておられるように、これはイタリア語で「使い走り屋」という意味だ。イタリアのファッション業界で、テキスタイルメーカーとデザイナー、あるいは紡績や染工場、あるいはアパレルなどをつなぐ役割を果たしている。いわゆるコンバーターに近い存在だろうが、私の理解だと、単なるB2Bの次元だけではなく、マーケットを意識した商品開発や販路開拓の部分にまで小回りをきかせて踏み込んでいるところに特徴があるのではないかと思っている(もし理解不足の点がございましたら、是非ご指導下さい)。

私の記憶する限りにおいては、日本で初めて、公の場で「インパナトーレ」を名乗られたのは、窪添さんだったように思っている。2年前に日本繊維新聞大阪支社のN先輩の書かれた記事を読み、大いに共感するところがあった私は、すぐに上司の了解を取った上で窪添さんにうちの会社の勉強会の講師をお願いしたのであった。

関西方面の方はよくご存知だろうが、窪添さんは大手アパレルの海外支社長や役員等をご経験された方で、国内外に非常に幅広い人脈を持っておられる。特に、韓国を中心に、アジアの若手経営者との親交は深く、意欲溢れる工場の経営者数名を大阪に招いた展示会も何度か開催され、アパレルや企画会社、専門店等からの引き合いを多数得ておられる。

また、ここでは書けないことだが、有力企業のコンサルティングも多数手掛けておられるのだ。業界紙を賑わすような素晴らしい成功事例のアレやコレやの影のブレーンとしても大活躍なさっておられる。素材メーカーから専門店に至るまで、繊維ファッション業界、そして服飾雑貨業界のあらゆる段階に精通しておられる、日本では数少ない、本物のプロ、のお一人でしょう。

そんな窪添さんが、ブログを始められた・・・。その事実に、私は非常に感銘を受けたのだ。既に社会的地位も高く、こう申し上げるのは失礼かもしれないが、過去の栄光が素晴らしい方ほど、ある年齢を過ぎると新たなチャレンジが立場上難しくなってこられる、という面があると思う。しかし、窪添さんは、今なお、チャレンジャー、リスクテイカーのお気持ちを強く持ち、実際に行動を起こしておられるのだ。

だからコンサル先に適切なアドバイスをしてさしあげられるのだな、と思いました。いつもこのブログで書いていることだが、ただ知っているということと、実際にやっておられるというのでは、100倍くらいレベルは違うのではないか、というのが、私の実感なので。

私のようなものが申し上げるのはおこがましい話なのだが、実は窪添さんは、ネットやモバイル等にもかなり明るい方だ。だが、2~3か月先には、もっともっと先を走っておられると思います。そして、ウェブ上に、「インパナトーレ」という語と、「窪添道朗」という名が、溢れ返っていることであろう。

もう一つ披露したいことがある。今日、この場でブログをご紹介させて頂く由、お電話をかけてご了解を得た際、窪添さんは、「今書いているような、日本ランズエンドさんの話題とか、IYGの藤巻さんの話題のような現在のトピックスも取り上げていく一方で、『逆さ日本史』ではないが、過去の日本ファッション史についても書いていきたい」ということをおっしゃっておられた。

これは、非常に鋭い視点である。そして、窪添さんのような、業界経験の長い方にしかできない素晴らしいお仕事である。

皆様ご承知の通り、インターネット上には過去ログが残っていく。テキストを削除したとしても、cashは必ず残るのだ。

しかし、それは、基本的には1995年辺り以降からの話で、それ以前の日本ファッション史については、誰かが意識して書き込むことをしなければ、アーカイブは残らない、ということになる。

私や、他の若い人達が毎日毎日書いているファッションについての星屑のようなエントリは、積もり積もって星雲となり、やがては日本ファッション史の貴重な記録として、後世ファッションについて調べようとした人達が検索エンジンにキーワードを入力した際に目の前に現れてくるのだ。その星雲を、過去の世界にまで広げ、戦後ファッション史の貴重な記録が積み上げられていけば、そこから得られるビジネスと人生へのヒントは、より深く大きなものになっていくだろう。

そして、日本のファッション業界が輝いていた時代の夢。そこで懸命に汗を流していた方々の思い。本当にこれから読ませて頂くのが楽しみである。

窪添さんのブログのこれからのご発展を祈念し、リンク&トラックバックさせて頂きました。数日前から私の「お気に入りリンク集」にも加えさせて頂いておりますので、皆様是非ご高覧下さいませm(__)m

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最終更新日  2006年02月04日 01時39分09秒


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