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nomination1103

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2006年03月11日
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瀕死のケータイに「all携帯充電」(注:乾電池でケータイを充電できる充電器)を差し込みつつ(笑)、代々木第一体育館へ。だって今日はケータイ持ってないと楽しみが半減になってしまうのだから。

そう、今日はアノ、ファッション業界最大級のファッションショー、東京ガールズコレクション(TGC)が開かれる日なのだ。主催者は、ケータイ通販サイトを運営する(株)ゼイヴェル。昨夏開いた第1回のTGCには約1万人を集め、リアルとケータイを融合した成功事例として、一躍脚光を浴びた。

ショーの中で司会者が語っていたが、今や同サイトは月間ページビューが30億もあるらしい。前回のショーでデビューした「JOIAS(ジョイアス)」が人気ブランドに育ったこともあって、業界内からの引き合いも増えたらしく、今回は23ブランドものショーが行われるのだ。

汗ばむくらいの陽気の原宿。午後2時20分頃私が代々木第一体育館にたどり着いた時には、既に体育館の裏側にまで続く長蛇の列が。しかし、2時半過ぎ、開場されるや否や、トラブルもなく、スムースに人の波は場内に飲み込まれていった。

ファミリーマートで買った私の席は、2階の椅子席(2,500円)。2階席は、前から11列までが前売り券で、その後ろが当日券(2,000円だったようだが?間違っているかも?)。2万人の入場者と言いながら、まだ席には余裕があったようだ。当日の来場でも十二分に間に合ったようである。それと、ダフ屋さんもかなり集まってきていましたからね。

客層は、大学生・短大生・専門学校生及び高校生と、せいぜい社会人1、2年生くらいまでが中心と見える。プラス、もっと年が行っているのに妙に派手な業界人の皆様(笑)だ。純粋なお客様の層は、昨秋見たコーコレこと、神戸コレクションより若いようである。男女比は、1.5対8.5くらいか。

意外だったのは、モテ系、セクシー系だけでなく、ファッション系や美容系の専門学校生が好きそうなモード系や古着のリメイクファッションの人達、カットソーのレイヤード+ジーンズといった地味系カジュアルの人達もかなり存在したことである。今、一般の人達がファッションショーを見る機会というのはかなり少ないからなのかもしれないし、今日登場するDef Techなどの歌手のファンなのかもしれない。逆に、セクシー系と思しき人達はかなり少なめだ。何となく、この観客のファッション傾向に引っ掛かりを覚えつつ中へ・・・。

午後3時15分、予定より15分遅れてショーはスタート。TGCが始まってから知ったことだが、何と午後9時まで、6時間もの長丁場である。ウゲゲー、用事もあるし、体力が持つかしらん、と心配になる。1階のアリーナ席では若い人達が立ったまま手を叩いたり、歓声を上げているが、オバサンは「ちゃんと指定席とっといて良かったな(^^;;」と思ったのでありました。

蛯原友里ちゃん、押切もえちゃんなどを始め、人気モデルが60名も入れ替わり立ち代わり登場するショーは、やはり圧巻であった。2階の真ん中辺りの席からは、大型スクリーンに大写しにされた画像でしか細かい商品ディテールは見ることができないが。

ちなみに、このショーの様子は、ショーの最中からどんどんケータイサイト「girlswalker.com」にアップされていた。5ブランドによる第1部のファッションショーとゲスト歌手の1人・伊藤由奈さんの歌が終わった午後4時の時点で、既に最初のブランド「アプワイザー・リッシェ」と2番目のブランド「ジョイアス」の商品写真は全てアップされていた程だ。

1ブランドにつき8枚。ショーの順番通りに今も掲載されているので、ご関心のある方は是非ご覧になられたら宜しいかと思います。

ちなみに、ケータイを使う場面があるだろうという予想は当たっていた。girlswalker.comの専属モデル候補4人の最終選考を、来場者のケータイからの投票によって決めたのだ。

ところが、アクセスが集中しすぎたようで、私が3度くらいアクセスしても投票ページにたどりつくことは不可能だった。それでも、「4千何百人の皆様の投票により・・・」と司会者がアナウンスしていたから、2万人のうちの20%強は協力していたことになる。

ショーは続き、第2部へ。このグループはセクシー系の匂いの強いブランドが主体だ。この春のトレンド、白+指し色、もしくは白+デニム、といった組み合わせが多いが、スカルをモチーフにしている「シー・シー・クロス」や、個性的な濃い色のスカートが印象的な「スパイラル・ガール」など、それぞれに自分のブランドらしい匂いを差し込んでいる。

そして、第2部の締めは、AIさんの歌。これが本当に、素晴らしかったんですよ。声量があり、情感の篭った歌声の魅力と、トークの面白さ。女性にものすごく人気のある理由がわかりましたね。さくらの斜め前にいた女の子2人組も、手を上に挙げて大喜びしている。

う~む、正直、ファッションショーより余程インパクトがあるなぁ、と思いつつ、午後4時45分過ぎ、あるお店による用事を済ませるため、一旦代々木第一体育館を出て青山へ・・・。



午後8時15分、とっぷりと日が暮れた頃、代々木第一体育館に戻ると、スクリーンにはアーティストの村上隆氏の顔が大写しになっていた。そうだ、今回はTGCはGEISAIとコラボしているのだ。

アートとか音楽とか、ヤングを惹き付けるコンテンツがごった煮になって、お客様の目から見たTGCの魅力は益々増しているに違いないのだが、相対的に肝心要のファッションのパワーが低下してしまっているように見えるのは気のせいか?少なくとも、このショーに出てくるブランドのテイストではくくれない服装の子達は、たぶんショーを見ても変わることはないだろう。

似たり寄ったりのモデルさん達の中で、一番目立っていたのは、黒髪、ボブカットの土屋アンナさん(既におかあちゃんだもんね、彼女は。偉い!)が、ちょっと肩をいからせながら闊歩する姿だったし・・・。

その思いが確信に変わったのは、今日のトリを務めるDef Techのステージの盛り上がり振りを体感した時だ。「21世紀は女性の時代、平和が何より大事」と、ストレートなメッセージを真顔で語る彼らに、2階席からも男性からも大きな歓声が飛ぶ。

最後の唄で、「みんな手をつないで」という声に応えて、既に両隣が退席してしまった私は、斜め前のノリのいい2人組と手をつないで、しっかり盛り上がってハイテンションになっておりました。

Def Techの歌ではないが、本当に「パワー・オブ・ザ・ミュージック」とか「パワー・オブ・ジ・アート」の前に、没個性的なファッションのパワーは埋没してしまっちゃったな・・・というのが、さくらの感想ですね。

最近店頭やストリートを見ていてもおぼろげに感じていたのだが、セクシー系~モテ系と来たトレンドが、もうちょっときちんとした服、とか、モードの香りのする個性的な服とか、もっとオルタナティブな匂いのする服に、シフトしつつあるのではないか。

ただ、音楽やアートの業界と違って難しいのは、服は作り手の強烈な個性だけでマスの消費が引っ張れるものではないこと。あくまでも、受け手=消費者の方が着こなせるものでないとならないのだ。隣と全く同じ服を着て嬉しがる、なんてこともありえないので、どうしても、MDブランド的なものは世の中にとって必要とされるんですよね。

話は戻るが、風が変化しつつある兆しは見えるが、今の時点ではまだ、今日のブランドラインアップでゼイヴェルさんは通販の数字も相当取っていかれると思う。これから3月30日の深夜、TBSでの番組放映があり、更に4月17日(?、記憶違いだったらごめんなさい)には、本も発売される。

今日既に、ケータイサイトからは今日登場した商品などが購入できるようになっている。

さくらも早速、「ダブルスタンダードクロージング」のTGC限定ケータイストラップを購入致しました。ちなみに、ネットやモバイルでよく通販商品を買っている人ならご承知のことだろうが、画面に「2,000円」と出ていても、送料515円と代引手数料300円がかかるので、合計すると結構イイお値段になってしまいます。

ゼイヴェルさんのサイトは、ユーザビリティに優れていて、必要最小限の情報を入力しやすい設計にしてあるところが強みの1つだと思いますね。

今日のTGCの客層を見てもわかるように、モバイル主体の問題点は、ある年齢になると一気に卒業されてしまう(恐らく理由は、1つはヤンママになったりして、ライフスタイルが変わるのと、もう1つは、パソコンに移行する客層もかなりいると推察されること)というところにあるのではないかと思う。

実際、午後11時頃、ブログを検索してみたが、今日のTGCのことを書いている人はまだいないようであった。コーコレとはこの辺もちょっと違うようですね。土曜の夜、まだまだ友達と遊んでいる人達もいると思うのだが、ケータイ通販の客層と、PCでファッション商品を買う客層は、やはりかぶっていない部分が大きいのかもしれない。

対策は2つ。1つは、もっとエイジが高い層、girlswalker.comの卒業生を取り込むPCサイトを立ち上げること。それは、fashionwalker.comの名称で、既に6つの雑誌形式の編集ページで見せる、という斬新なやり方で実行されている。

もう1つは、ネクストのケータイユーザーに向けたケータイサイトの開始。このことの必要性を私は感じていたのだが、さすがです。こちらも3月7日に、既に「ティーンズウォーカー」の名称で立ち上がっていた。

このサイト、M&Aで始まったようだが、いかがわしさと猥雑さに溢れていた初期の頃のgirlswalker.comを彷彿とさせるようで、なかなか良いのでは?

更に言うなら、お兄系メンズ向けのケータイサイト、次は絶対これですよ。

同社は他社が追随できないようなコンテンツ作りとモバイル通販、そして、リアルのビッグイベント運営のノウハウを有しているだけに、「常にネクストの世代に向けた手を打つ」という常道を守っていけば、当面はこの分野では独走できるのではないかと私は思っています。

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最終更新日  2006年03月12日 02時01分03秒
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