|
カテゴリ:カテゴリ未分類&その他の話題
待ち合わせまでに時間があったので、渋谷109-2のメンズフロアをブラブラしていた。
あるショップで、私がジーンズを物色していると、ショップスタッフのイケメン男性が、ツツーと側に寄ってきた。 「よかったら、試着してみて下さい」。 「いや、でも、私、見ての通りサイズ大きいですから」と私が言うと、その彼は一言、「大丈夫です、うちのオカンも履いてますから」。 それから、一気に会話は前に進んだ。彼は私の本当のヒップサイズをうまく聞きだし、売り場の中で女性向けのジーンズが2型あることを説明してくれた。いずれも凝ったデザインで、非常にお洒落だ。 時間があったら絶対買うのになぁ、と、後ろ髪を引かれる思いで売り場を後にした。 それにしても、メンズもさすがマルキュー、抜群の接客力だなぁ、と思った。 レディス同様、何にしようか、まだ迷っている時にはそっとしておいてくれるのだが、「これ、いいなぁ」と思って一点をじっくり見始めると、すかさずアプローチをかけてくる。 そして、禁句ギリギリかもしれない、「オカンが履いてる」と言う決めゼリフ、本当に真剣な接客の中から何の照れも飾りもなく、素直に口を突いて出てきた言葉のように聞こえたので、私も素直に受け答えすることが出来たのだ。 レディスもそうなんだけど、マルキューのショップスタッフの皆さんは売ることに対して本当に真剣だ。チャンスと見れば全力で向かってくる。 そして、お客様に対して、変な先入観のない方が多いと思う。私のようなオバサンにも、すごく親切で一生懸命接客して下さいますよ。 だから私はマルキューが大好きなのだが、まだまだ助走の段階かと見えるメンズの方も、このような丁寧な接客を続けていかれれば、あるタイミングでもう一段ブレイクすると思いますね。そして、恐らくその後も、ファッションサイクルの浮き沈みはあっても、世の中に「マルキューメンズ」というカテゴリーは定着していくのではないかと私は予想します。 ふと我に返ると、自分が例えば高校中退でヤンママになっていたら、このショップスタッフ君と同年代の元気な息子がいたって何の不思議もないのだ。自分の息子から職場で売っているジーンズをプレゼントされたら、もしくは売り場に立つ息子の姿を見に行ってそこでジーンズを買えたとしたら、親として無上の喜びだろうね。 私は、一瞬、自分がそういう若い息子を持つ母になった姿を想像した。そうすると、心の中に何とも言えない幸せな感情がジワッと込み上げてきたのだった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年04月19日 23時51分56秒
|
|