しろやぎさんからのお手紙

今日、久しぶりに、夜空を見上げた。


昔から夜空は大好きだったし、
月のない夜は、星がたくさん見えるから、大好きだった。

でも、、、

なんだか、気付けば星空を見上げる、なんてことが、なくなっていた。


そんなココロのゆとりが、なくなってしまっていたんだろうな、って。


小学生の頃、家の前に出ると、見上げる位置に北極星があった。

田舎に引っ越して、はじめて、天の川を見た。

天の川って、七夕じゃなくても見えるんだぁ・・・って、感動した。

気持ち悪い星の群れを見つけた。

そのうち、それがスバルだって知って、急にいとおしくなった。

はじめて、北極星のまわりの小さいひしゃくを見た。

高校生の頃、山の中の草むらに寝転がって、

30秒に1個現れる、流れ星をずっとずっと見ていた。

星が私の上に降ってくるみたいだった。


そんなにそんなに、いつも夜空をずっと見上げていたのに、

気付けばそんなゆとりがなくなってしまっていたのかも知れない。


忙しい、って、心を亡くす、って書く。


わかってる、口にしたくない言葉のひとつ。


今、空を見上げたら、白鳥座があった。

私の家の周りは明るすぎて、明るい星しか見えない。


あー、満点の星空が見たい。。