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リョンパパの敗者復活日記

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2003年10月02日
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りょんぱぱ@小心者の元地上げ屋さんです。

私の、「実録! こうして私は地上げした!」

タイトル勝手に変更してますが、メープルシロップさんの掲示板に書いてます。

私の「地上げ屋」時代のエピソードが読みたい人は
メープルシロップさんにお邪魔してみてください。

http://plaza.rakuten.co.jp/?user_id=3012563&action=bbs

さて、本編「おんな・・・恐るべし 再び」

皆さんは、りょんぱぱが凄い強運の持ち主であることは・・・

ご存知でした???

私・・・ 実は・・・  幽霊なんです~~~~

というのは、何度も危機一髪で死ななかったという経験をしてます。

最初は、小学校2年か3年の時・・・
当時、りょんぱぱは、「ぽち」という雑種犬を飼ってました。
その犬を散歩に連れて行こうと、紐を解いたところ、喜んで外に飛び出したのです。

その頃は、りょんぱぱは自分の家がなく、田舎の農協の建物の中に「用務員」として一家で住んでました。
その農協の前の道路は、今と違って舗装されてない県道でした。
当時、建設ブームでどこかの住宅地造成のダンプがひっきりなしに走ってました。

「こら!ぽち! 待て!」
犬を追って道路に飛び出した、りょんぱぱの右側面から、けたたましいダンプのクラクションが聞こえました。

「ひぃえ~~~~~~~~~~~~~~~~~~」

ふっと右を見ると、猛スピードのダンプが、既に真横付近まで来てて、急ブレーキで砂埃が俟ってます。

もう、頭の中は真っ白け・・・

事故にあったことのある人は分かるでしょうが、事故の瞬間ていうのは、なぜ「スローモーション」になるのでしょうね。

本当に「スローモーション」のように覚えているのは・・・

ダンプのバンパーが触れるか触れないか位のところで、りょんぱぱは、砂利道なので滑って転んだのです。

すると、りょんぱぱの身体の上をダンプがブレーキをかけながら、滑って行って止まりました。

ふっと、上を見ると、ダンプの真下のシャフトが目前にありました。

もし、私が子供じゃなかったら、いくらなんでも、どこかに当たって、最悪即死でしょう。

でも、かすり傷だけでした。
ダンプの運転手さんは、まだ若かったようですが、泣きじゃくった顔して降りてきて、私を車の下から引きずり出すと・・・

「あぶなかやっか!」
と、一発なぐられました。(大して痛くないようにですが)

そして、かすり傷だと分かると
「よかった・・・」と私を抱きしめてくれたのを覚えてます。

ほんと、生きた心地がしなかったのは、その運転手さんでしょう。


他にもたくさんありますが、昨年5月の居眠り事故が最近です。

りょんぱぱは、寝不足で長崎大学近くの電停に、猛スピードで突っ込み、車は空中に舞って天井から落下。
運転席は半分位、メリッと潰れ、ガラスは全て砕け散り・・・

で、逆さのりょんぱぱが、小さくなっていくエアーバッグをぼ~~~っと見つめながら、

「あああ、これでまた会社をクビになるのかなあ~~~」

それ以外考えられませんでした。

全身が痛かったけど、どうにかベルトを外して、逆さになった車から脱出しました。

もう、付近は騒然としてました。
やじ馬の人、人、人・・・・

歩道に寝転がって(一応全身打ってますので、立てない・・)車を見ると・・・

おおお・・・  逆さになって、煙まで吐いてる・・・
野次馬さん・・・ 凄いなあ・・・
誰の車だろう・・・ (おいおい・・)

本当、放心状態とはこのことです。

そして、レスキュー到着。
誰か通報してくれたのでしょう。

車を覗く隊員さんが叫びます。
「運転手は! 運転手は、どこだ!」

りょんぱぱは、学校の点呼みたいに

「は~~~い。 ここで~~~す」

隊員さん。俄かに信じがたかったのか・・・

「本当に、あんた? 本当に、あんたが運転手?」

と聞き返されました。

「よう、生きとったね。 運の強よかばい、あんた」

警察や消防の人に、何人もそう言われたので、本当に珍しかったんでしょう。
幸い、本当にかすり傷で済みました。

事故当時、大学の近くということもあり、深夜でしたが結構な通行人がいたようですが、車の部品もかなり散乱したにもかかわらず、誰も怪我はしませんでした。

しかも、壊した電停ですが・・・

丁度、改装の予定だったらしくて、修理代も改装でまかなう予定のなかった部分の10万円程度だけ請求されました。
もちろん、保険で出ましたけど
普通なら、とんでもない金額になるそうです。

迷惑をかけた皆さんには本当にごめんなさい。

でも、運が強いのは、その前の出来事なのです。

と、いうのは、この事故の約2分前まで、りょんぱぱは、シートベルトを忘れていたのです。
赤迫の信号で止まっている時(ローカルで御免)
誰かの声が・・・

「ベルト!ベルト!」

ああ、そうだ・・・ と思い出してかけたのです。
普段は必ずベルトをする私ですが、かなり疲れていたので、忘れたのでしょう。

でも、その声で命拾いしました。
もし、してなかったら・・・

「昨夜、長崎大学近くの電停で車が大破し、乗っていた男性が、首の骨を折って即死しました。」

と、なっていた確立は、99.999999999%です。
だって、車の中の物は、ほぼ全て車外に放りだされました。
人間も飛び出していた筈だと、警察からも言われました。

そして、次に・・・

「あああ、奥方様になんと申し上げれば・・・」


救急車で運び込まれた病院から、翌朝りょんぱぱは、奥方様に、恐る恐る電話しました。

「あのう・・・ 俺やけど・・・」

「なんね! あんた、よか身分ね。朝帰りね」

「いやあ・・・ 事故ば、起こしてさ・・・」

「なああんて! あんた! 大丈夫とね!」

「いや、俺は大丈夫ばってん」

「いや! あんたはどうでもよかけど、車たい! 車! この間、車検ばしたばっかりやったやっかね! ボケが!」

「ああ、済みません・・・」

「済みませんじゃなかたい! まだいくらローンが残っとるって思っとるとね!」

「ごめん・・・」

「どの程度の事故やったとね!」

「いや、それが・・・ 電停にぶつかって・・・ 宙を飛んで・・・ 運転席が半分つぶれて・・・」

「えええええ! なんばしよるとね! ボケが! それで、大丈夫とね?!」

「いや、大丈夫。大丈夫。奇跡的にかすり傷で済んだけん」

「ボケ! あんたのことじゃなかって、さっきから言いよろうが! 車は大丈夫か!って聞きよるとたいね!」

「あああ・・・ あの・・・ 即死・・・」

「あああ・・・  もうボケ!  乗られんなら、しょうがないけど、もし使える部品があるなら外して持って来いよ」

「・・・・・・・」


りょんぱぱは、マジで思いました。

「おんな・・・恐るべし」





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最終更新日  2003年10月03日 09時05分18秒
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